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記事ID:0029588 更新日:2011年2月23日更新

世界最大の節足動物「タカアシガニ」の展示

竹島水族館では地元の漁師さんの多大なる協力のもと

深海にすむ世界最大の甲殻類(エビ・カニ・昆虫・クモなど)の仲間

「タカアシガニ」の展示や取扱いが有名です。

館内の水槽には常に大きなタカアシガニが

ハサミを広げてうごめいています。

タカアシガニ

竹島水族館のタカアシガニは、全国の水族館への供給源ともなっており、毎年冬場には多くの水族館へ分譲し、

かわりに竹島水族館の周りでは獲れない生き物をもらう交換を水族館間でしています。

タカアシ計測 タカアシ計測2

また、竹島水族館では伝統的に脚が1本でも折れたカニは

原則として展示しないという方針が採用されており、

常に元気で大きくて格好良いタカアシガニがご覧になれます。

タカアシガニ2 タカアシガニ3

挟まれたら尋常ではない!

この大きなカニの大きなハサミに挟まれたらどうなるのか。

多い年は、年間30匹以上のタカアシガニを扱う竹島水族館では、

数年に1度、巨大ガニに挟まれる飼育員がいます。

挟まれるというよりか、つぶされる、という表現のほうが正しく、

じわじわと確実に指が痛くなり、やがてゴリゴリと骨が砕けそうになり

激痛に耐えるしかありません。

大きなカニに挟まれると流血し、

指は信じられないほどハサミの跡がついて凹み、

数分後には倍以上に腫れて膨らみます。

挟まれた手

毒はないですが、威力は凄まじく、

数週間は指の感覚がなくなります。

深海生物の展示

地元漁師さんたちは非常に水族館に協力して下さって、

珍しい生き物が捕まると船の中で大切に活かして持ち帰ってきてくれます。

漁師さんたちが漁を終えて港へ帰ってくるのは夜中。

飼育員たちは夜中の漁師さんからの電話に飛び起きて漁港へ向かいます。

漁師受取

無事に生物を水族館の水槽へ入れると朝日であたりが明るくなっていることも。

水族館に来た深海生物たちは飼育員の手厚い飼育の上、展示水槽へデビューします。

竹島水族館の深海生物は「珍しい」が当たり前。

「めったに見れない」生き物がとても多いのが自慢です。

また、常時100種類以上、多い時は150種類以上の展示をし、日本一のレベルです。

ミドリフサアンコウ ヒラアシクモガニ