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くらふとフェア蒲郡 開催の思い

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年2月13日更新

くらふとフェア蒲郡 開催の思い

日本の二つの課題への解決策

今日、日本人の生活の中には、大量生産されたモノがあふれ、多くの人は「欲しいモノは無い」と言います。その反面、「生活の中に潤い、安らぎを求める人が増えている」とも言われています。

一方、我が国の生産拠点は、急速に海外へシフトしています。そして、日本人の生活の中に外国製品が急増しています。こうした状況下、日本の産業の空洞化を心配する声が多く出ているとともに、地域のモノづくりの再生が全国共通の課題となっています。

今、ハイテクの時代であるからこそローテクが、グローバルな時代であるからこそ地域のこだわりが、厳しい競争の時代であるからこそ潤いと安らぎが求められ始めているのでは・・・。この観点から、「生活の中に潤いと安らぎ」・「地域のモノづくりの再生」という二つの課題への解決策を見出すことができるのではと考えます。

日本のモノづくりの原点を見つめ直す時期

日本人は、古くから木や土など、素材の美しさ、素晴らしさ、味わいを生かしたモノづくりを得意とし、それが人々の生活の中で愛用されてきました。しかしながら、高度経済成長の中で、日本のモノづくりは機能性・経済性を重視した大量生産の時代へ移行し、いつしか素材を活かしたモノづくりは伝統工芸や民芸あるいはクラフトという名で一部に残されるのみとなってしまいました。

日本のモノづくりの原点を、今、見つめ直す時期にきているのでは。「自然を知る」、「モノの価値を知る」、そんな伝統的な日本のモノづくりを通して地域のモノづくりの再生に繋げないか、そして人々の生活の中に潤いと安らぎが提案できないか。「くらふとフェア蒲郡」は、そんな思いで開催します。

環境問題を解決するひとつのヒントになるのでは

伝統的な日本のモノづくりは、日本の風土を生かし、自然のなかの素材を活かして製作をしてきました。また現在の大量生産・大量消費の製品とは異なり、日本人は昔からひとつのモノを大事に使ってきました。それはモノ自体が貴重であるのと同時に、そのモノに作り手の気持ちが込められていたからだと思います。

もちろん私たちは環境問題の専門家ではありません。しかし、気持ちを込めてモノづくりをすること、そしてそのモノを使い手が大事にしてくれること、そこに、環境問題を解決するひとつのヒントがあるのではないでしょうか。

三河は日本の棉の発祥地

西暦799年、三河国の天竺村(今の愛知県西尾市)に崑崙人(今のインド人との説も)が漂着し、日本に初めて棉の種とその栽培方法が伝えられたとされています(「日本後記」による)。以来三河では、棉の栽培と綿織物が盛んになりました。

三河の織物は、徳川家康の天下統一を契機に急速に全国に普及し、「三河木綿・三河縞」という地域ブランドで「暮らしの布」として多くの人に愛用されました。その特徴は、「素朴で丈夫」、まさに徳川幕府の礎を築いた三河武士の代名詞「質実剛健」そのものでした。

明治以降、日本の繊維産業は、急速に近代化が進みました。当地も近代化の波に上手く乗り全国有数の三河繊維産地が形成され、蒲郡市はこの中心地として発展してきました。しかしながら、近年の日本の繊維産業を取り巻く環境は、中国をはじめとした外国製品が怒涛のごとく流入するなど、極めて厳しいものがあります。今や日本の繊維産業は、崩壊寸前とも言われています。当産地も同様な状況で、気がつけば伝統産業である「三河木綿・三河縞」も何時しか消え失せていました。

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三河・蒲郡発、「地域のモノづくりの再生」

蒲郡市では、主力地場産業である繊維産業の再生に向けて、地域のモノづくりの原点である伝統産業「三河木綿・三河縞」の復活を試みています。

丹精込めた手作りのぬくもりある「三河木綿・三河縞」を多くの人に見て、触って、感じていただきたいと考えています。

「観光交流立市」がまごおり

蒲郡市は、愛知県の東部、三河湾国定公園の中心に位置し、鉄道唱歌に「東海道にてすぐれたる 海のながめは蒲郡」と唄われているように、海と山に囲まれた温暖で風光明媚、市内に四つの温泉郷を擁する、そこに居るだけでほっとする「織物とみかんと観光」のまちです。

蒲郡市は、平成17年3月に「観光交流立市」を宣言しました。これは、地域・職業・世代を超え、蒲郡にお見えになる全ての人、蒲郡に関わりのある全ての人が、歴史・産業・文化などあらゆる観点から、お互いに理解と交流を進めていこうというものです。

海辺の広大な芝生広場を会場とし、秋空ののびやかで心地よい空間の中で、作る人と使う人とが、モノづくりを通した交流ができればと願い、「くらふとフェア蒲郡」をご案内いたします。