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「地域包括ケア」という言葉を耳にしたことがありますか?国は「高齢者が人生の最期まで住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるために必要な支援体制」と説明しています。
皆さんは、5年後、10年後、そして将来に向けて、この蒲郡の街をどのような地域にしたいですか?今、全国の市町村で、高齢者の皆さんが暮らしやすいまちを自分たちで考え、作っていこうという取り組みが始まっています。これを推進するため「協議体(地域の支え合いを話し合う場)」と「生活支援コーディネーター(地域の支え合いの推進をお手伝いする方)」という仕組みが作られました。
皆さんは「自分の地域でもこんな仕組みがあるといいな」というようなことはありませんか。もしかしたら、既にこんな取り組みをしていて、高齢者や地域の方々に喜ばれています。というような方もいるかもしれません。
健康づくりの教室や高齢者が集まるサロン、高齢者の見守り活動、地域で子どもを見守るために高齢者が活躍していたりと、さまざまな活動も市内各地で行われています。「自分の地域では高齢者がこんなことで困っている」「こんな活動があると助かるのに」など、そんな話し合いの場ができ、それを地域のみんなで考えられれば、自分らしい暮らしを続けることのできるまちに一歩近づくのではないでしょうか。その話し合いの場や活動支援を生活支援コーディネーターがお手伝いさせていただきます。
今年度、市内各地区でこの話し合いの場「協議体」の立ち上げに向け、勉強会を実施していきます。
皆さんもこの取り組みにぜひご参加ください。
この取組みの推進役として、「協議体」と「生活支援コーディネーター」という仕組みが作られました。
生活支援コーディネーター(支えあいの地域づくりの調整役)
⇒1の支えあいの地域づくりの話し合いの場と協力しながら、自分たちのまちをより良くしていくために、地域の様々な活動をつなげ、組み合わせる調整役。蒲郡市では、蒲郡市社会福祉協議会に委託し、配置しています。
蒲郡市では、この支えあいの地域づくりの話し合いの場と生活支援コーディネーターを、蒲郡市全域(第1層)及び市内11の公民館区域(第2層)において、それぞれ設置・配置し、助け合い・支え合いを広げ、多様なニーズに応えられる仕組みづくりを推進しています。
蒲郡市の生活支援体制整備事業体系図 [PDFファイル/134KB]
「支え合いの地域づくり」が今年度から始まっています。この支え合いの地域づくりでは生活支援コーディネーターが皆さんのお手伝いをしています。
「生活支援コーディネーターっ何する人?」という声が聞かれます。生活支援コーディネーターは、社会福祉協議会に配置されており、高齢の皆さんが住み慣れた地域で自分らしく暮らしていけるよう「つなぐ」ことがその役割です。具体的には五つの仕事が挙げられます。
「地域支え合い座談会」が、11公民館区域に立ち上がりました。