〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓      ◆   ◆◆◆  ◆    ■ 蒲郡 海辺の三館 メールマガジン ■ ◆●◆◆◆◆◆   ◆◆◆  ◆   がまごおりミュージアム通信 No.143/12月号    ◆   〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓   みなさん、こんにちは。がまごおりミュージアム通信です。 2016年もあっという間にあと1ヶ月となりました。 年越しの準備は順調にお進みでしょうか? 今日から少しずつ始めれば、クリスマス過ぎに慌てて大掃除しなくても 大丈夫。 ・・・と分かっていても、毎年同じことを繰り返し、ひとつ齢をとります。   ・・・さて、今月も、 http://www.sangyou.nrc.gamagori.aichi.jp/cgi/mlg_3kan/mla.cgi からご登録頂いた皆さまに、海辺の三館〜蒲郡市博物館・竹島水族館・ 生命の海科学館〜がお送りする、メールマガジンをお届けします。 クリスマスやお正月に向けてのイベントも目白押しです。 お時間が合いましたらどうぞご参加ください♪   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   もくじ   ◆ 1.各館からのおしらせ ◆◆ 2.イベント案内 ◆◆◆ 3.今月のエッセイ・・・蒲郡市博物館 より   ★今月の一枚★ http://www.city.gamagori.lg.jp/site/umibeno3kan/201612.html   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ◆ 1.各館からのお知らせ   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ◆◆ 12月のギャラリー催事予定         ◆蒲郡市博物館 ◆◆_____________________________◆   〔12月〕 ・アート体験イベント「かべにお絵かきしよう」  12月3日(土)〜12月11日(日)   ※12月5日は休館日です。    _______________________________   ◆◆ 「干支」展                 ◆竹島水族館 ◆◆_____________________________◆   数年ぶりの復活!干支にちなんだ生き物をご紹介! 担当は、子年の三ちゃん。 【期 間】12月3日(土)〜2017年1月9日(月)   ________________________________   ◆◆ ミニ企画展 「生きた化石〜太古から変わらぬ生き物たち〜」 ◆◆                     ◆生命の海科学館 ◆◆_____________________________◆   半年ぶりにミニ企画展が変わります。今度のテーマは、生きた化石と 呼ばれる生き物たちです。 【期 間】12月10日(土)〜2017年5月21日(日) 【会 場】生命の海科学館 3F 円形展示室 【入場料】展示室観覧料もしくは市民利用証、年パス等が必要     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ◆◆ 2.イベント案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ◆◆ 古文書を読む会             ◆蒲郡市博物館 ◆◆_____________________________◆   師走の何かと慌しい中ではありますが、 地元ゆかりの古文書に親しんでみませんか?   現在毎月20名前後の方が参加されています。 古文書テキストを黙読した後、解答をお渡しして解説をします。   初心者の方もどうぞお気軽にご参加ください。   【と き】12月17日(土) 14時〜16時 【ところ】蒲郡市博物館 2階 研修室 【講 師】博物館学芸員 【参加費】300円   ________________________________   ◆◆ アート体験イベント ◆◆ 「かべにお絵かきしよう」         ◆蒲郡市博物館 ◆◆_____________________________◆   博物館にギャラリーが誕生してから、二十数年……。 丁寧に使っていただいていますが、やっぱりそれなりに痛んできました。 そこで、この度、初めて壁紙を張り替え修繕することになりました。   こんな機会は滅多にない! ということで、ふだんだったら 「絶対にやっちゃダメ!」と怒られてしまうところですが……。   クレヨンで、思う存分、ギャラリーの古い壁クロスに落書きを しちゃいましょう! 大好きな絵を、めいっぱい大きく描いてくださいね。   ・どなたでも無料でご参加いただけます。 ・クレヨンは博物館でご用意します。 ・事前申込みは不要です。   【と き】12月3日(土)〜12月11日(日)  【ところ】蒲郡市博物館 1F ギャラリー   ※5日(月)は休館日です。   ________________________________   ◆◆ 親子たこづくり教室         ◆蒲郡市博物館 ◆◆_____________________________◆   正月の遊びといえば、たこあげ。 この冬の親子の思い出づくりにぜひどうぞ!   【と き】12月18日(日) 13時30分〜15時 【ところ】蒲郡市博物館 2F 研修室 【対 象】小学生以上の親子 【定 員】20人 【参加費】400円(材料費・当日徴収) 【申込】12月15日(木)までに電話で博物館へ   ________________________________   ◆◆ 合格のお守り、配布します         ◆蒲郡市博物館 ◆◆_____________________________◆   機関車は急な坂道を登る時に、砂を線路にまき、車輪がすべって 空回りするのを防ぎます。 博物館では、試験合格のお守りとして、機関車の「すべらない砂」を 無料で配布します。   【と き】12月21日(水)〜12月25日(日) 10時〜17時 【ところ】蒲郡市博物館 【定 員】先着500人      1人1点(ただしご家族の方の分はお渡しできます)   ________________________________ ◆◆ 年末水槽大掃除大会             ◆竹島水族館 ◆◆_____________________________◆   毎年大好評のイベント! 展示水槽に実際に入って水槽の掃除体験! 【と き】12月18日(日)午前中 【参加費】小中学生500円、大人800円   ※事前予約が必要です。     ________________________________   ◆◆ アノマロステンドグラス      ◆生命の海科学館 ◆◆_____________________________◆   アノマロカリスの切り紙にカラフルセロハンを貼って おうちの窓をかざっちゃおう! 【と き】12月3日(土)13 時30 分〜14 時30 分 【ところ】生命の海科学館 1F サイエンスショールーム 【講 師】酒井専門員 【定 員】30名 【参加費】無料     ※開催の45分前から会場の前で参加整理券を配布します。   ________________________________   ◆◆ 講演会    ◆◆ 貝殻、奥深いんだカラ! ◆◆ 〜生きた化石から見える生物の進化〜   ◆生命の海科学館                    ◆◆_____________________________◆   遠い昔の生き物について知るにはどうしたらいいのか? 「生きた化石」の貝殻から「過去の生物」の謎に挑む、最先端の進化 研究の世界へご招待! 【と き】12月18日(日)14 時〜15 時30 分 【ところ】生命の海科学館 1F サイエンスショールーム 【講 師】清水啓介さん(海洋研究開発機構(JAMSTEC)研究員) 【対 象】中学生〜大人向け 【参加費】無料   ※ミニ企画展「生きた化石」オープニング講演会です。    ________________________________                ◆◆ クジラヒゲのストラップ        ◆生命の海科学館                    ◆◆_____________________________◆   古くから伝統工芸品に使われ、今では貴重品となったクジラヒゲ。 今回はミンククジラのクジラヒゲを使って、ストラップを作ります。 (クジラヒゲは第二期北西太平洋鯨類捕獲調査提供)   【と き】12月23日(金・祝)14 時〜15 時 【ところ】生命の海科学館 1F 実験工作室 【講 師】宮川学芸員 【定 員】20名 【参加費】無料     ※開催の45分前から会場の前で参加整理券を配布します。    ---------------------------------------------------------------- ★科学館では毎週土日に色々なイベントを開催しています。  詳しくは科学館ホームページをご覧ください。   http://www.city.gamagori.lg.jp/site/kagakukan/show-workshop.html   皆様のご参加をお待ちしております。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ◆◆◆ 3.今月のエッセイ・・・蒲郡市博物館 より   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ★来年の干支は「酉(とり)」★   昨年ちょうど12月号のエッセイ担当で「申年」をネタにしましたが、 今年も同じく12月に回ってきましたので 「酉年」ネタにお付き合いください。   「鳥」を含む自然の美しい風物を表す言葉、「花鳥風月」。 この言葉どおり、いにしえの人々は、詩歌にこれらを詠みこみ、 愛でてきました。 百人一首をみても、花鳥風月を詠んだ歌がたくさんあります。    花「人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞむかしの香に匂ひける    (紀貫之)」  鳥「あし引きの山鳥の尾のしだり尾の 長々し夜をひとりかも寝む    (柿本人麻呂)」  風「白露に風の吹きしく秋の野は 貫きとめぬ玉ぞ散りける    (文屋朝康)」  月「天の原ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも    (安倍仲麻呂)」   柿本人麻呂のこの歌は、下の句の「長」ということばを導くために、 垂れ下がった山鳥の長い尾羽を引き合いに出しています。 他には、カササギやチドリ、ホトトギスも和歌に詠まれています。   清少納言が詠んだ 「夜をこめてとりのそらねははかるとも よに逢坂の関は許さじ」 という歌は、厳しい規則で一番鶏が鳴く時間までは絶対に開かない 関所の門を、上手な鶏の鳴き真似で開けさせて通過したという 中国の故事を引用しています。   夜明けと共に鳴く鶏は、日本の神話にも登場しています。 天照大神が天岩戸に隠れて世の中が真っ暗になってしまった時、 アメノウズメが踊って神々を大笑いさせ、不思議に思って天照大神が 少し岩戸を開いた瞬間アメノタヂカラオが引き出し、 再び光満ちた世の中になったという話の中で、儀式として 「常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)」を集めて鳴かせています。 ですので、天照大神をおまつりしている伊勢神宮では、 「神鶏」としてニワトリが飼われています。   神様とくれば仏様。 酉年の守護本尊は不動明王です。 蒲郡市内には、文化財に指定されている不動明王像が2件あります。 大塚町・長興寺の「木造不動明王像」は、 平安時代につくられたヒノキ材、一木造り。 素地に浅めの衣文が刻まれた仏様です。 西浦町・無量寺の「木造不動明王坐像」は、 室町時代に作られたヒノキ材、寄木造り。 彩色されており、火焔光を背にし、二童子を伴っておられます。   この他にも、今年は生誕300年で話題になった若冲のニワトリをはじめ、 「梅にウグイス」「松に鷹」「月に雁」などなど、実にとりどりの鳥が 絵画の定番の題材として描かれています。 市文化財に指定されている神ノ郷町・赤日子神社の「大和絵襖」は、 静謐な雪景色の「鶴図」、波濤の上を舞う「鷲図」と、両面ともに 鳥が描かれています。   という訳で、いささか"トリ"とめもなくなってきましたので、この辺で。     (蒲郡市博物館 学芸員 小田 美紀)      ★今月の一枚★ hhttp://www.city.gamagori.lg.jp/site/umibeno3kan/201612.html     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   発行日:2016年11月30日(水)   問合せ先:   ◆蒲郡市博物館 museum@city.gamagori.lg.jp 〒443-0035 蒲郡市栄町10-22 電話:0533-68-1881 FAX:0533-68-1880   ◆竹島水族館 aquarium@nrc.gamagori.aichi.jp 〒443-0031 蒲郡市竹島町1-6 電話:0533-68-2059 FAX:0533-68-3720   ◆生命の海科学館 science@city.gamagori.lg.jp 〒443-0034 蒲郡市港町17-17 電話:0533-66-1717 FAX:0533-66-1817   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ◇メールマガジンの登録・解除はこちらから http://www.sangyou.nrc.gamagori.aichi.jp/cgi/mlg_3kan/mla.cgi   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━