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五井山南裾に伸びる丘の先端部にある古墳で直径約17メートル、高さ5メートルの円墳です。墳丘上には天井石などが散石して石室は、壊されているが古墳の外形はほぼ原型をとどめています。この古墳からは昭和17年頃、6世紀末の鉄地銀像嵌円頭太刀(てっちんぎんぞうがんえんとうのたち)(県指定文化財)が出土していて当古墳築造もほぼその時期と推定されます。
古墳時代後期
そのころ強い勢力を持った人だと考えられます。でも名前はわかりません。だれが作ったのかも、はっきりわかりません。
古墳は、もともと山のふもとや丘などの地形を利用して、作られました。そうすれば、わざわざたくさんの土を、盛り上げずに済んだからです。
円墳 … 直径16メートル 、 高さ約4メートル50センチ
堅穴系横口式石室 (たてあなきよこぐちしきせきしつ)
石室全長8メートル、幅1メートル30センチから1メートル50センチ (遺体を入れた部屋5メートル)
奥部分の高床面全長2メートル20センチ (段差 20センチ)
・ 金銅製耳輪 (こんどうせいみみわ)(ピアス8個)
・ 丸玉 (まがだま)9個
・ 鉄鏃 (てつぞく)10個
・ 円頭太刀 (えんとうのたち)1とう(約60センチ)
・ くつわ (馬の口につける物)
・ 土師器 (はじき)1個
・ 須恵器 (すえき)2個
・ はそう 1個
・ つき 1個
・ 人の骨・歯 11片
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