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学校長メッセージ - 蒲郡市立ソフィア看護専門学校

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年6月21日更新

蒲郡市立ソフィア看護専門学校 学校長 小林佐知子

平成31年度 入学式 式辞

 平成31度蒲郡市立ソフィア看護専門学校の入学式にあたり、教職員を代表して式辞を申し上げます。
 本日入学式を挙行できます事をうれしく思います。まずもって御礼申し上げます。
 ご多忙中にもかかわらず、ご臨席賜りましたご来賓・ご父兄の皆様に厚く御礼を申し上げます。

 今年21回生の入学生を迎えることとなり、本日晴れやかに本校に入学されました新入生の皆さん、誠におめでとうございます。
 今年は、桜の花が、暖かく、貴方達の入学を迎えてくれています。優しいかぜも吹いていますね。
 また、ご両親をはじめとして、学校の先生方・ご家族の皆様にも心からお祝い申し上げます。
 これまで当校の発展のため、これもひとえに関係者の皆様方の並々ならぬご支援、ご尽力のたまものと深く感謝申し上げる次第でございます。

 新年号が「令和」になりました。いい響きです。新しい時代に向けてのスタートです。人々が、自分の人生において、それぞれの花を咲かせていく、夢や希望が、花開いていく時代にしたいという意味が込められているそうです。
 そう、貴方たちは、今日がスタートです。まずは、3年後に、1つの花を咲かせましょう。

 今の医療現場は、めまぐるしく進歩し、看護の役割が広がり、看護師に求められる事も多岐にわたるようになってきています。だからこそ、一人ひとりの患者さんに、精一杯、心を届けられるよう、接することが大切になります。
 患者さんへの本当の優しさとは、何でしょうか?
 目に見える優しさは、いろいろあります。身体を支えてあげる。穏やかな口調で声をかける、手を握って安心させるなど。
そして、丁寧な言葉が優しさだと思うのは、短絡的なことです。本当の優しさとは、患者さんの幸せを心から想うこと、困っている人を受け容れるだけでなく、その人の苦労を自分が引き受け、『病』という山登りを一緒にすることではないでしょうか。

 私は「手当て」という言葉が好きです。文字通り、手をあてがい、温もりを伝えながら、患者さんに向き合う看護が大事だと思うからです。
 患者さんを快方に向かわせるのは、治療と並行した「看護の手当て」です。たとえば、かゆいところに手が届き、専門職なら、ちょうどいい加減にかくこと、不快を快にすることこそが、看護なのです。
 看護者が関わることの意味、つまり患者さんが、自分の力で答えを見つけていけるように、気持ちに寄り添うことや悩んだり、試行錯誤するプロセスに付き合う重要な役割を認識することになります。
 触れ合う心と心、それは、人生と人生との出会いとも言える関わりをしていくこの手を磨き、大切にしてほしいのです。
 そんな姿勢を培っていく所存です。

 新入生の皆さんにお願いがあります。
 まず、継続は力なりです。成し遂げたいことは強く願い動き出すことです。
 無理かな?できないかも?と思うこともあるかも知れませんね。うまくいかない体験は、焦りや不安などの様々な感情を伴うことにもなりますが、今、時点での、できることから、とにかく動き出すことを続けていくことです。
 『心配事や悩みは、縦に並べなさい』と言います。横に並べてしまうと、一斉に攻め立ててくるからです。縦に並べると、心を惑わすのは、ひとまず先頭の1つのみになります。その最初の問題の解決に全力を注ぐ、それが解決したら次の問題に取り組む。そのうちに、自分の中から力が湧いてきたり、自然と周りの人が力を貸してくれて前に進み、そこから何かを学びとることとなり、成長につながっていきます。

 次に、相手を理解するということです。
 今日始めて顔を合わせた同級生・教職員、これから病院の指導者そして患者さん、地域の方々、様々な人に出会うことになります。人を相手にする仕事というのは、決して自分の思い通りにはいきませんから、楽しさの中にも苦しさもあるでしょう。そんな中では、相手の言葉を正しく理解し、自分の考えを正しく伝えられる力を、磨いていってほしい。自分を認めて、相手を認めて、物事を受けとめること、そして、人を観るのが好きという原点に立ってほしいと願っています。
 まだ難しい視点では、ありますが、これから患者さんを主体に物事を考えていくことを学んでいきます。

 看護は情熱、この人に何かしてあげたいという熱い想い、そして生活感。何よりも患者さんのことを想い、病める人の為に尽くす道です。 その道をしっかりと踏み固めながら歩くことは簡単なことではないかも知れません。でも多くの先輩はその道を歩んできました。貴方たちも「看護師になる」という目標のため、病める人の気持ちの解る看護師を目指し、一歩一歩確実に歩んでいってほしい。
 私たち教職員は、本日第一歩を踏み出された皆さんと共に歩み見てくれているという安心感のある環境の中で、1人立ちするよう、添え木の役割を果たしながら、貴方たちの成長を支援していきたいと思っております。

 ご来賓をはじめ、ご臨席の皆様には、新入生41名と蒲郡市立ソフィア看護専門学校に、引き続き力強いご支援とご協力をたまわりますよう、またご家族の皆様には、これから看護を担う新入生の皆さんを励まし、その成長を温かく見守って頂きますよう、お願い申し上げます。

 新入生、貴方たちにとって、本校での3年間の時間が有意義に、そして本校での生活が、人生において掛け替えのないものになることを願い、私の式辞といたします。