本文
蒲郡市では、「1人ひとりの学力や心の状態を把握し、子どもの実態に応じた指導計画を立て、きめ細かな指導をする」ため、小学校1年生から中学校3年生までの全学年において、少人数(35人)学級を実現しています。
全学年での少人数学級編成は、愛知県内でも蒲郡市を含め2市が実施しているだけです。
小中学校の新しい学習指導要領では、理科において、授業時間数の増、指導内容の充実が図られました。
蒲郡市では、観察・実験活動の充実を目指し、各小中学校と「生命(いのち)の海科学館」との連携を深めるとともに、学習環境の充実や理科の指導に必要となる備品等の整備を行い、自然科学に興味を抱く子どもたちが増えることを期待しています。
『海に触れ、海を知る』
海のまち蒲郡。しかし最近では、海で遊ぶ子どもたちの姿をみかけることが少なくなっています。
かけがえのない「海」は、豊かな生命を育んでいます。同時に、多くの深刻な問題を抱えています。 海へ出て、仲間と協力しながら、海の生き物に触れる体感は、子ども達を1日で大きく成長させてくれます。 生き物と触れあう「楽しい!」体験から、生き物の住んでいる環境や特徴、自然の厳しさなど子ども達の興味・関心を広げ、海に関するプロと地域が一体となって、子どもたちと一緒に考える活動を展開していきます。
「三河湾環境チャレンジ 海の環境学習」では、専門的な知識をもった講師陣を中心に、「理科」、「社会」、「総合学習」など、学年や実施校の特色ある取組を尊重した授業を行っています。
蒲郡市生命の海科学館には、理科教育の充実を図るため、元・市内小学校長であるインタープリターをはじめ、理科教育に特化した教育指導主事など、教育のスペシャリストが勤務しています。
定例講座や出前授業、土日のワークショップなど、市内外の子どもに対し、理科への興味を持ってもらうことを目的として、日々精力的に活動しています。
小学生を対象とした、生命の海科学館で大人気の講座です。
定例講座は1年間を通して開催し、講座ごとに会員を募集します。例年、低学年・中学年・高学年をそれぞれ対象とした講座を開講していますが、いずれの講座も抽選になるほどの人気ぶりです。
毎週土日・祝日に開催しています。工作や科学実験など、子どもだけでなく、大人の方が夢中になってしまうイベントがたくさんあります。
講師は科学館の学芸員、インタープリターをはじめ、市内外の教育関係者、企業など、さまざまな方に協力いただいており、官民一体となって、子どもたちに魅力あるイベントをお届けしています。
ほとんどのイベントは無料で参加することができます(一部イベントでは材料費等が必要です)。
『君もノーベル賞候補だ!』
蒲郡少年少女発明クラブは、愛知工科大学のご協力をいただき、ものづくりの技術や、やさしい科学原理を学習する場です。身近な生活の中にひそむ、ちょっとした不思議を発見することが発明につながります。
小学校4年生から6年生まで、3年間継続して参加していただくのが原則です。
蒲郡市学校教育ビジョンの中の「子どもの夢を育む学校教育」の一環として、特色ある学校づくりを進めています。
三河湾沿いの蒲郡では、かつて製塩業が盛んでした。
塩津小学校では、学校名にもある塩造りを学ぶため、校内で塩田を整備し児童たちの総合学習の授業で活用しています。