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科学館スタッフによる広報がまごおりコラム「生命の海から」

記事ID:0227022 更新日:2024年2月1日更新

科学館スタッフによる広報がまごおりコラム「生命の海から」の画像

花粉症がつらい

2、3月頃に飛散のピークを迎えるスギ花粉。くしゃみが止まらなかったり、目が痒くなったり、花粉症でつらい思いをされている方も多いのではないでしょうか。私もこの時期になると目が痒くて、いつも涙目になっています。

私たちを苦しめている花粉の持ち主の多くは、風媒花と呼ばれる、細かい花粉を大量に作り風の力で広範囲に運ぶ植物たちです。スギやヒノキのほか、街路樹として植えられているイチョウも風媒花の仲間です。風を利用して花粉を運ぶこの手段は実は歴史が長く、中でもイチョウの仲間は、2億8千万年前のペルム紀には出現し、恐竜が生きていたジュラ紀には大繁栄していたようです。

花粉症は人間だけのものかと思いきや、症状は異なるもののイヌやネコ、サルでも発症するのだそうです。そもそも花粉症とは、体内に入ってきた花粉を異物と認識し、体内の免疫システムが過剰に攻撃するアレルギー反応で、脊椎動物に見られる仕組みとされています。現在の鳥類や爬虫類では花粉症の例を聞かないので、恐竜が花粉症になったかどうかは分かりませんが、もしかしたら花粉に悩まされた古生物もいたりして…。などと花粉のことを考えていたら、なんだかまた涙目になってきてしまいました。対策をしっかりとして快適に過ごしたいですね。

イチョウの葉の化石画像

花粉を飛ばさないでほしい!という気持ちは山々ですが、私たちよりずっと歴史の長い植物に意見するのはおこがましいでしょうか。

生命の海科学館 学芸員 高井  芙樹
(2024年2月1掲載)

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