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2011年度 講演会・市民講座
生命の海科学館 リニューアルオープン記念講演
当館は平成24年3月に、1階を子ども向け広場として大きく改装一新します。
これを記念して、名誉館長 舒徳干(シュ ドゥガン)博士を迎えた講演会とトークイベントを開催します。
是非お出かけ下さい。
講師・講演内容紹介
講演1 午前10時30分~ :「地磁気誕生と生命への影響」
私たちが地表で生活できるのは地磁気があるおかげだということをご存知ですか? 地磁気のひみつ、過去の地磁気の研究など、わかりやすく解説します。

愛知教育大学准教授
専攻:地球科学(特に古地磁気学、地質学、テクトニクス)
講演2 午前11時15分~ :「生物の大量絶滅と進化」
古生代から新生代までに5回の大量絶滅が知られています。絶滅する種がいる一方で、激変を乗り越えたグループもいます。その生き残り戦略を考えてみます。
講師:松岡 敬二 氏
豊橋市自然史博物館 館長
専攻:古生物学、博物館学、カルタ学
基調講演(逐次通訳付き) 午後1時30分~ :「カンブリア爆発の全体像に迫る」
この地球に最初に現れた脊椎動物(背骨をもつ動物)は魚であり、彼らは人類の遠い祖先です。私たちの研究チームは、世界最古の、およそ5億3000万年前の魚類“ミロクンミンギア類”の化石を発見しました。その重要性と最新の研究成果についてご紹介します。

生命の海科学館名誉館長、中国・西北大学 原始生命研究所教授
専攻:古生物学
最古の脊椎動物化石の発見者、科学雑誌ネイチャーで発表
3名の講師によるパネルディスカッション(通訳付き) 午後3時30分~ :「地球と生命の共進化を考える」
登壇者:舒 徳干 氏・星 博幸 氏・松岡 敬二 氏
司会:山中敦子(蒲郡市生命の海科学館 学芸員)
日時 |
2012年3月25日(日曜日) 午前10時30分~午後16時30分(午前12時~午後1時30分は除く) 午前10時30分~11時15分: 星 博幸 氏による講演 |
会場 | 3F ミュージアムシアター |
講師 | 舒 徳干(シュ ドゥガン) 氏(蒲郡市生命の海科学館名誉館長、中国・西北大学 原始生命研究所教授) 星 博幸 氏(愛知教育大学 准教授) 松岡 敬二 氏(豊橋市自然史博物館 館長) |
対象 | どなたでも参加できます |
定員 | 70名 |
参加費 | 無料 |
市民講座 「蒲郡一受けたい科学授業」
蒲郡みかんを使った農商工連携のまちづくりとは
蒲郡みかんから、みかんワイン、ボディソープ、みかん染め、みかんパンなど次々と話題の商品が出来ています。
1次産業から6次産業につながる蒲郡みかんのまちづくりを紹介します。
講師紹介
JA蒲郡市 販売部 販売企画課長
金澤利保さん
日時
と き | 2011年12月18日(日曜日) 午後3時30分~4時30分 |
会 場 | 1F サイエンスショールーム |
参加費 | 無料 |
※申し込み不要。内容は一般向けです。
あいちサイエンスフェスティバル 中継・サテライトイベント
東建ホール・丸の内(名古屋)で実施される講演会(講師:川合知二さん/大阪大学 産業科学研究所 特任教授)を中継し、内容に関連したトークセッションを行います。
★本中継はJST地域ネットワーク支援を受け実施します。
講演会「先端科学技術と社会」
私たちの遺伝と健康を知るナノバイオデバイス
ナノバイオディバイス技術の発達 により、遺伝情報を読み取る時間が飛躍的に速くなり、私たち一人一人の遺伝情報を調べることも可能になってきました。最先端のナノバイオディバイスの研究 成果と、個々の遺伝情報を知ることで医療や農業技術でどのようなことが出来るのか。技術がもたらす社会での課題についても取り上げます。
講演会講師(中継/東建ホール・丸の内(名古屋))
大阪大学産業科学研究所特任教授
川合 知二さん
◆講師略歴
日本を代表するナノバイオ研究のリーダーのひとり。最先端研究開発支援(FIRST)プログラム 「1分子解析技術を基盤とした革新ナノバイオデバイスの開発研究」を率いる。通常では実現不可能な構造や機能を持つ物質や材料を人工的に創りだし,新たなバイオセンサー実現をめざす。
サテライト講師(生命の海科学館)
北海道教育大学准教授、サイエンス・サポート函館運営委員
松浦 俊彦さん
日時
と き |
2011年10月1日(土曜日) 午後1時45分~4時30分 オープニングトーク(生命の海科学館):午後1時45分~2時 |
会場 | 1F サイエンスショールーム |
参加費 | 無料 |
※申し込み不要。内容は一般向けです。
あいちサイエンスフェスティバル 中継・サテライトイベント
電気文化会館(名古屋)で実施される講演会(講師:益川敏英さん/名古屋大学 素粒子宇宙起源研究機構 機構長)を中継し、内容に関連したトークセッションを行います。
★本中継はJST地域ネットワーク支援を受け実施します。
講演会「先端科学技術と社会」
役立ちそうにない科学が実は役に立つ
素粒子研究は科学技術の進展に重要な役割を持っています。一見、社会の役に立たなくみえたとしても実は役に立っているのです。超電導体などの先端技術の発展にも役に立つ基礎研究のおもしろさをお話しします。
講演会講師(中継/電気文化会館(名古屋))
名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長・特別教授
益川 敏英さん
◆講師略歴
2008年ノーベル物理学賞受賞。南部陽一郎氏、小林誠氏と共に日本人3人の共同受賞となった。授賞理由になった「クォークが自然界に少なくとも三世代以上ある事を予言する,CP対称性の破れの起源の発見」の業績は,小林・益川理論として知られる。
サテライト講師(生命の海科学館)
名城大学理工学部助教
安田淳一郎さん
日時
と き |
2011年10月22日(土曜日) 午後1時45分~4時30分 オープニングトーク(生命の海科学館):午後1時45分~2時 |
会場 | 1F サイエンスショールーム |
参加費 | 無料 |
※申し込み不要。内容は一般向けです。
市民講座「蒲郡一受けたい科学授業」
NHK放送文化賞受賞記念講演
「テレビ放送の未来を切り開く、画像処理の最先端技術とは」
講師紹介
小沢 愼治さん(愛知工科大学 工学部 情報メディア学科 教授)
1944年、山梨県生まれ。慶應義塾大学教授を経て、2007年愛知工科大学へ就任。工学部情報メディア学科・教授。専門は画像情報処理。今年6月、動画像・音声情報処技術の先駆者として、 映像でスポーツ選手の動きを解析する技術の基礎を築き、スポーツ番組に新たな映像表現をもたらしたことなどが評価され、NHK放送文化賞を受賞しました。
科学技術振興機構(JST)「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」実施報告
愛知工科大学+生命の海科学館連携講座
「数式をアートしよう!」 いま、メディアアートがおもしろい
8月4日開催しました愛知工科大学+生命の海科学館連携講座「数式をアートしよう! いま、メディアアートがおもしろい」のイベントの様子をご紹介します。高校生たちが数式を使って制作したメディアアート作品を科学館の展示物へ投影し、おもしろいコラボレーションアートが出来上がりました。
講師紹介
杉森 順子さん(愛知工科大学 工学部 情報メディア学科 准教授)
日時
と き |
2011年9月18日(日曜日) 午後3時~4時30分 ※小沢愼治教授と杉森順子准教授の二講演となります。 |
会場 | 1F サイエンスショールーム |
参加費 | 無料 |
※申し込み不要。内容は一般向けです。
特別講演会「森づくりは人づくり」
独特な動植物で世界的に知られ、生物多様性ホットスポットの最重要地域とされるマダガスカル。そこでは幾多の国内外の団体が自然環境保全に取り組んでいる。しかし、外国人の目から見れば珍しく貴重な動植物も、地域住民にとってはあたりまえの存在に過ぎず、自分たちの生活より野生動物のほうが大事なのか?という声もきこえる。そんな中で、自然林保全に大きな成果をあげ、住民にも感謝されている活動がある。その秘密は・・・。
講師紹介
吉田彰さん(東京情報大学教授)
1949年生まれ。東京情報大学教授・(財)進化生物学研究所主任研究員・ボランティアサザンクロスジャパン協会事務局長。東京農業大学の近藤典生教授に師事。大学院在学中の1973年にマダガスカル学術調査に参加する機会を与えられて以来、25回を超す現地調査を重ね、学術・文化交流にも貢献。2010年に同国よりシュヴァリエ章を受勲。
と き | 2011年8月13日(土曜日) 午後1時30分~3時 |
会場 | 1F サイエンスショールーム |
参加費 | 無料 |
※申し込み不要。内容は一般向けです。
市民講座「生命と放射線」
2011年3月11日。
この日に発生した未曾有の震災は、地震、津波の大規模な被害に加え、
これまで私たちが体験したことのない深刻な原子力災害が重なりました。
テレビや新聞、インター ネットにあふれる放射線の情報によって、
多くの方が不安を抱えているのではないかと思います。
なぜ放射線は怖いのでしょうか?
「見えないから怖い」「よくわ からないから怖い」と良く言われます。
でも、実は放射線は良く 「見える」もの。
わたしたちの目では見えませんが、検出器を使うと非常に微量でも見ることができます。
そしてこの講演では、よくわからない放射線を「わかる」ために、
放射線の正体や、放射線が生命に傷をつけるしくみなどについて、
わかりやすくお話をしたいと思っています。
講師紹介
大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 研究機関講師
宇佐美徳子さん
加速器から発生する光(X線)を使って、放射線の生物作用の研究 をしている。
震災後、日本放射線影響学会の有志による「福島原発事故に伴うQ&Aグループ」に参加し、放射線の人体影響に関して市民からの質 問に答えている。
と き | 2011年5月15日(日曜日) 午後3時~4時30分 |
会場 | 1F メディアホール |
定員 | 60名 ※定員になり次第受付を終了します。 |
参加費 | 無料 |
※申し込み不要。内容は一般向けです。
蒲郡一受けたい科学授業 「再生医療のニュースがわかる」
テレビや新聞などで再生医療の話題が取り上げられることが多くなっています。「心臓が作製できた」「神経が再生した」というニュースの背景にある最新のサイエンスを解説いたします。
講師紹介

J-TEC市民講座プロジェクトチーム(株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング)
私たちは、ヒトの組織や臓器等の再生医療製品と同時に、再生医療という「産業」をつくっています。「医療の質的変化をもたらすティッシュエンジニアリングをベースに、組織再生による根本治療を目指し、21世紀の医療そのものを変えてゆく事業を展開する」ことを会社設立の趣旨とするバイオベンチャー企業です。ティッシュエンジニアリングとは、生きた細胞を使って本来の機能をできるだけ保持した組織・臓器を人工的に作り出すことを目的としています。「ものづくり」へのこだわりと、私たち企業の高い志で、新しい医療をつくっていきたいと思っています。
と き | 2011年5月14日(土曜日) 午後3時~4時30分 |
会場 | 1F メディアホール |
定員 | 60名 |
参加費 | 無料 |
※申し込み不要。内容は一般向けです。