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2016年度 講演会・市民講座
講演会
「貝殻、奥深いんだカラ!」
遠い昔に生きていた生き物のことについて知るためにはどうしたらいいのだろうか?
「生きた化石」と呼ばれる生き物たちは、過去の生き物たちについてのヒントを秘めているはず…!
「今、生きている生き物」を見つめることで「過去の生物」の謎に挑む、最先端の進化研究の世界を、貝殻の作り方や、そこに刻まれた過去の記録、奇妙な形の謎など、「貝殻」をキーワードとして皆さんにご紹介します。
*こちらは ミニ企画展「生きた化石 ~太古から変わらぬ生き物たち~」 オープニング講演会です。
講師紹介
国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC) ポストドクトラル研究員
清水 啓介 さん
巻貝の「巻きの進化」に興味を持ち、研究をスタート。
2014年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻で学位を取得。
現在は海洋研究開発機構(JAMSTEC) 海洋生命理工学研究開発センターのポストドクトラル研究員として、貝類の貝殻がどのような遺伝子によって作られているのか、また海洋酸性化が貝殻形成へどのような影響を与えているのかについて研究を進めている。
日時等
日時 | 2016年12月18日(日曜日) 14時~15時30分 |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
対象 | 中学生以上~大人向け |
参加費 | 無料 |
お申込み | 事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
講演会「貝殻、奥深いんだカラ! ~生きた化石から見える生物の進化」 A4チラシ [PDFファイル/784KB]
講演会
「クジラがたどった二つの道」
5000万年前の悠久の時を経て、陸上から海に進出したクジラ達。
その道のりは果てしなく遠く、厳しかったに違いありません。
そして、現代のクジラ達は高度に水界に適応し、その能力をあますところなく発揮しています。
しかし、その道は大きく二つに分かれています。各々の道とは?
その秘密を探ってみましょう!
*こちらは ミニ企画展「鯨 ~魚になりたかった哺乳類~」 クロージング講演会です。
講師紹介
国立大学法人 東京海洋大学 鯨類学研究室 教授
加藤 秀弘 さん
大型鯨類の生活史を専門とし、シロナガスクジラの回復プロジェクトや鯨類と高速船の衝突回避等に尽力。
IWC科学委員会委員、日本政府派遣首席科学者を務めてきた。
日時等
日時 | 2016年11月27日(日曜日) 14時~15時30分 |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
対象 | 中学生以上~大人向け |
参加費 | 無料 |
お申込み | 事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
講演会「クジラがたどった二つの道」 A4チラシ [PDFファイル/467KB]
あいちサイエンスフェスティバル2016 in 蒲郡
クロージング講演会 「ヒトはなぜ絵を描くのか」
子どもがはじめて描く絵は、たどたどしいなぐりがきです。身体を使って、いわば探索するように描くうちに、なぐりがきがまとまりを持ち、3歳ごろになると、「かお」などの何かを表す絵を生み出すようになります。そのとき、何が起こるのでしょうか。
注目したのが、進化の隣人であるチンパンジーです。絵筆を握ったチンパンジーは、なにを描き出すのでしょうか。子どもの絵と比較することで、芸術を生み出したヒトならではの特徴のひとつが見えてきました。ヒトが描いたもっとも古い絵、旧石器時代の洞窟壁画にも、その手がかりが、、、?
ヒトはなぜ描き、描かれたものに魅了されるのか。絵を描く心の基盤や芸術の起源について、進化の視点からお話します。
講師紹介
京都造形芸術大学 文明哲学研究所 准教授
齋藤 亜矢さん
京都造形芸術大学文明哲学研究所准教授。京都大学理学部、医学研究科修士課程を経て、東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了(博士(美術))。日本学術振興会特別研究員、京都大学野生動物研究センター特定助教等を経て現職。チンパンジーの絵や子どもの絵の発達などを手がかりに、芸術の起源に認知科学からアプローチしている。著書に『ヒトはなぜ絵を描くのか―芸術認知科学への招待』(岩波書店)など。
絵を描くアイ(チンパンジー)
写真提供:京都大学霊長類研究所
チンパンジーのアイが描いた絵
画像提供:京都大学霊長類研究所
京都造形芸術大学 文明哲学研究所(外部リンク)
http://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/
日時等
日時 | 2016年11月3日(木曜日・祝日) 14時~15時30分 |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
対象 | 中学生以上~一般向け |
参加費 | 無料 |
参加方法 |
事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
あいちサイエンスフェスティバル2016 in 蒲郡
「ノーベル賞受賞者 梶田隆章氏 講演会」 (中継・サテライトイベント)
名古屋大学で開催される「梶田隆章氏講演会」を中継します。
また、国立大学法人名古屋大学 素粒子宇宙起源研究機構(KMI) 特任助教の中竜大さんをサテライト講師にお迎えし、
ニュートリノや暗黒物質など、現在進行中の素粒子実験物理学の最先端の研究について、
ご紹介していただきます。
名古屋会場「梶田隆章氏講演会」(外部サイト)
名古屋会場 講師紹介
東京大学宇宙線研究所長・教授、
兼同研究所附属宇宙ニュートリノ観測情報融合センター長
ノーベル賞受賞者 梶田 隆章さん
サテライト会場(生命の海科学館) 講師紹介
国立大学法人名古屋大学 素粒子宇宙起源研究機構(KMI)
現象解析研究センター宇宙素粒子起源グループ 特任助教
中 竜大さん
専門分野は、素粒子実験物理学。特に、ニュートリノ、暗黒物質の研究、および粒子検出器の開発を専門にし、現在、暗黒物質探索を目的とした国際共同実験”NEWS”の共同研究代表。最近は、中性子測定や超伝導デバイスを用いた素粒子実験も推進し、また、分野を超えた若手研究者による新たなプラットホームの構築なども精力的に進めている。
日時等
日時 | 2016年10月8日(土曜日) 10時~12時 |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
対象 | 中学生以上~一般 |
参加費 | 無料 |
参加方法 | 事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
あいちサイエンスフェスティバル2016 in 蒲郡
オープニング講演会 「生物進化の起源にせまる! ~カンブリア爆発研究最前線~」
いつどこで、どんな条件下で地球生命は進化してきたのか?
今から約5億年前、カンブリア紀の爆発的な生物進化の中でも、
三葉虫やアノマロカリスより先に急激な多様化を遂げた化石グループ
「small shelly fossils(小型有殻化石群)」に焦点を当て、
中国・雲南省での野外地質調査により「カンブリア爆発の始まり」を突き止め、
「生物進化の起源」に迫ります!
講師紹介
東京工業大学 地球生命研究所ELSI 研究員
佐藤 友彦さん
1984年生まれ。
2012年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。
現在は東京工業大学地球生命研究所に所属。専門は地球史。
フィールドワークで得られる地質記録から、生物進化に必要な環境条件の解明を目指している。
主な研究テーマは、カンブリア紀の生物進化・環境変動の解明。
調査地は中国・雲南省、イギリス・ウェールズなど。好きな超大陸はロディニア。
中国・雲南省での野外地質調査のようす
カンブリア爆発の手がかりとなる謎の化石、small shelly fossils(小型有殻化石群)
日時等
日時 | 2016年9月18日(日曜日) 14時~15時30分 |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
対象 | 中学生以上~一般向け |
参加費 | 無料 |
参加方法 |
事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
愛知発明の日講演会 「傷の手は宝 ~不自由が教えてくれる発明のヒント~」
三河のエジソンこと加藤源重さんのお話を聞いて、不自由を自由に変えることのできる発明品“自助具”を体験しよう!
講師紹介
NPO法人福祉工房あいち
加藤 源重さん
愛知県岡崎市出身。
鍛冶屋の息子として育ちながら、中学卒業後には別の工場へ就職。
旋盤工見習いとして住み込みで働き、日々仕事に明け暮れる。
56歳の時に、仕事中の事故で利き手の指をすべて失い、使いやすい機能的な自助具を慣れない左手で作り始める。
シンプルで壊れにくく、工夫が凝らしてある自助具が話題となり、「三河のエジソン」として有名になる。
遠方から自助具を作ってもらうために訪れる人もいるほどの人気。
(NPO法人福祉工房あいちホームページより抜粋)
日時等
日時 | 2016年8月1日(月曜日) 14時~15時 ★前半はお話が中心で、後半は自助具を体験します。 |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 |
参加費 | 無料 |
お申込み |
事前申し込み不要です。当日直接会場へお越し下さい。 |
サイエンストーク 「研究者らが魅せる、海と結晶のコレクション!」
海洋生物たちのアイデンティティーを結晶のカタチに見ていたら・・・
数々の研究者への取材を通し、面白いことが見えてきました。
名古屋大学研究者の最新研究コレクション、一挙公開!
マニアックな内容も含め、海洋生物と結晶の関係を魅力たっぷりにお届けします。
講師紹介
理学博士
梅村 綾子 さん
日時等
協力 | 名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部 |
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日時 | 2016年7月18日(月曜日・祝日) 14時~15時30分 |
会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
対象 | 中学生以上~大人向け |
参加費 | 無料 |
お申込み | 事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
サイエンストーク 「研究者らが魅せる、海と結晶のコレクション!」 A4チラシ [PDFファイル/456KB]
市民講座 「ドローンってどんなのかな?」
ドローンの種類やどんなところで活躍して生活にどう役立つのかなど、やさしく解説します。
実機の展示やデモフライトもあります。
講師紹介
大同大学 工学部 総合機械工学科 講師
橋口 宏衛 さん
日時等
日時 | 2016年6月18日(土曜日) 15時~16時30分 (デモフライト16時~) |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
参加費 | 無料 |
お申込み | 事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
市民講座「ドローンってどんなのかな?」 A4チラシ [PDFファイル/337KB]
明日は『はやぶさの日』講演会
「生命の起源と「はやぶさ2」の接点」
地球生命はいつ頃、どのように生まれたのか?
この疑問に答えるには、できてまだ間もない頃の地球(初期地球)に、生命の原料がどのように用意されたのかを知る必要があります。そして、その鍵は小惑星探査機「はやぶさ2」が行こうとしている「リュウグウ」のような、有機物をたくさん含む天体にあります。初期地球には頻繁に天体が衝突していて、そのなかには「リュウグウ」のような天体もたくさんあったでしょう。「リュウグウ」のような天体の衝突により、様々な有機物が地球に運ばれて生命の原料になったかもしれません。
本講演では、「リュウグウ」に存在すると考えられる有機物や、天体が地球に衝突した時に起こる現象を紹介します。
講師紹介
国立大学法人名古屋大学大学院 環境学研究科 准教授
三村 耕一 さん
日時等
日時 | 2016年6月12日(日曜日) 14時~15時30分 |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
対象 | 中学生以上~大人向け |
参加費 | 無料 |
お申込み | 事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
明日は『はやぶさの日』講演会 生命の起源と「はやぶさ2」の接点 A4チラシ [PDFファイル/669KB]
『地質の日』講演会
「オーストラリアの荒野によみがえる原始生命」
地球の年齢は46億年で、多くの学者・研究者は少なくとも38億年前には生命が誕生したと考えています。ところが、肉眼でみることのできる大型の生物が進化し、現れるのは約6億年前からに過ぎません。それ以前(先カンブリア時代と呼びます)はというと微生物の世界です。とはいっても現在の地球の姿、生物の姿を決定づけるいくつかの重要な進化がこの時代に起こりました。その謎を解く鍵のひとつが微生物の化石『微化石』です(微生物も化石になるのです!)。
本講演では、オーストラリアに分布する30億年前と34億年前の地層から私が報告した微化石について、その発見秘話も含めてお話しします。
これまでの生物進化の通説を覆しかねないこの微化石の魅力をぜひ感じていただければと思います。
講師紹介
国立大学法人 名古屋大学大学院 環境学研究科 教授
杉谷 健一郎 さん
専門分野は、アストロバイオロジー「宇宙生物学」。
西オーストラリアや南アフリカから産出する30~35億年前の微化石についての研究を進めており、地球初期の生命の姿と進化について明らかにするとともに、他惑星での生命進化の可能性についても論じたいと考えている。
著書に「オーストラリアの荒野によみがえる原始生命」(共立出版,2016)。オーストラリアでの過酷なフィールドワークについても紹介されている。
日時等
日時 | 2016年5月15日(日曜日) 14時~15時30分 |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
対象 | 中学生以上~大人向け |
参加費 | 無料 |
お申込み | 事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
『地質の日』講演会 オーストラリアの荒野によみがえる原始生命 A4チラシ [PDFファイル/717KB]
関連企画
ミニ企画展「深海のフシギ ~熱水噴出孔は生命のゆりかご?~」
★ 『地質の日』関連ワークショップ ★
『地質の日』普及事業 「水晶を探そう!」
美しい鉱物は、地球のたからもの。
石を割って、キラキラかがやく水晶を探そう!
【日時】 2016年5月14日(土曜日) 11 時~ 12 時
【会場】 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム
【講師】 山中敦子(生命の海科学館 館長)
【対象】小学校高学年以上(4年生以下は保護者同伴)
【定員】20名
【参加費】100円
※開催の45分前から会場の前で参加整理券を配布します。
「地質の日」について詳細はこちら(外部サイト:産業技術総合研究所 地質調査総合センター)
明日から科学技術週間!
サイエンスカフェ「一家に1枚ポスター『水素』を深読み!」
水素って燃えやすい?危ない?皆さんはどんなイメージを持っていますか?
原子番号一番。最もシンプルな元素「水素」は、宇宙で最初にできた元素でもあります。
その長い歴史に比べ、人類が水素の存在に気づいてからわずか250年。
以来、私たちはあらゆる場面で水素を見つけ、利用してきました。
水素社会へ変わろうとする今、水素の持つ可能性を一緒に考えましょう。
講師紹介
高エネルギー加速器研究機構KEK 物質構造科学研究所 教授
大友 季哉 さん
日時等
日時 | 2016年4月17日(日曜日) 14時~15時30分 |
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会場 | 蒲郡市生命の海科学館 1F サイエンスショールーム |
対象 | 大人向け |
参加費 | 無料 |
お申込み | 事前申込み不要です。直接会場へお越しください。 |
★ 「一家に1枚ポスター」を配布します ★
本サイエンスカフェにて、および科学技術週間期間中(2016年4月18日~4月24日) 生命の海科学館1階受付にて、「一家に1枚ポスター『水素』」配布いたします(先着順,なくなり次第配布を終了いたします)。
A3版ダウンロードはこちら [PDFファイル/1.47MB]