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QRコード展示解説「クビナガリュウ(タラソメドン)化石(レプリカ)」
こちらは恐竜時代の海を泳いでいた爬(は)虫類、クビナガリュウのなかまであるタラソメドン化石(レプリカ)です。その名の通り丸っこい胴体から長く伸びた首が特徴で、首の骨、頚椎(けいつい)が非常にたくさん連なっている様子が見えます。
またアゴをじっくり見ていただくと、小さなタケノコのような歯が間隔をあけて並んでいるのが分かります。肉食恐竜のようなステーキナイフのような薄い歯が並ぶアゴよりも、魚を食べるワニのものに近く、魚などを丸呑みするのに適した構造になっているのです。
展示されているタラソメドン化石は、アメリカコロラド州で見つかった標本の複製で、実物化石はデンバー自然史博物館に所蔵されています。
アゴ部分拡大写真
アメリカコロラド州
デンバー自然史博物館