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QRコード展示解説「アノマロカリス化石」
カナダのロッキー山脈に広がる、5億1000万年前のカンブリア紀中期の地層から発見された、バージェスモンスターです。なかでも最も大きい動物であるアノマロカリスは、当時最大最強の捕食者だったと考えられています。この化石は、アノマロカリスの頭部に生えていた触手、いうならば腕のようなものの一部です。この化石から考えると、このアノマロカリスは全長60cm程度のものだったのではないかと思われます。節のあるその構造から、現在のエビやカニなどと同じ、節足動物のなかまであると考えられています。
アノマロカリス触手部分の化石
アノマロカリス復元図
Daley,A.C.&Edgecombe,G.D.2014 J.Paleontol.88,68-91を参考に作成