インカクジラ化石レプリカ制作 一般公開！　ケンケン顎ガク！？見学会

1999年の開館から、生命の海科学館のエントランスでお客様をお迎えしてきた、インカクジラの全身骨格化石。新属新種（※1）と認定され、世界で唯一の『ホロタイプ（完模式標本）』（※2）に指定されたのは、2016年のことでした。

学術的に非常に貴重なホロタイプ標本の保管保全のため、蒲郡市は2018年に、新属新種認定の決め手となった特徴を多数呈する頭骨のうち、上顎骨のレプリカを制作しました。このたび引き続き、希少なクジラヒゲの痕跡が残る下顎骨の産状レプリカの制作を行うとともに、その工程の一部を一般公開いたします。

重要な標本のレプリカ制作の工程を間近でご覧頂くことで、自然科学の礎となる標本を守り次世代に伝えていく科学館や博物館の役割と、それが技術者や研究者など様々な人々によって支えられているものであることを、多くの方に知って頂くことができましたなら幸甚です。

※1）「属」は「種」よりもさらに大きな分類を表す。
※2）その「種」を規定する礎となる標本。一種につき一点のみがホロタイプに指定される。

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>> インカクジラ化石レプリカ制作 一般公開！　ケンケン顎ガク！？見学会A4チラシ [PDFファイル／484KB]