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蒲郡市では、平成20年頃から外来生物であるアライグマの生息が確認されており、住宅の屋根裏に住み着いた、金魚が食べられた、スイカなど農作物を食べられたなどの被害が多数報告されています。
アライグマは、繁殖力が強く、成獣するにつれ気性が荒くなり、天敵がいないことから生息地を拡大しており、在来の生態系への被害も危惧されています。
そのため、市では、猟友会に委託して箱わなによる捕獲を行っています。
防御しても被害を受けお困りの方で、捕獲を要望される場合は、農林水産課までご連絡ください。
アライグマ(学名:プロキュオン・ロトル)、カニクイアライグマ(学名:プロキュオン・カンクリヴォルス)
頭から胴までの長さ40から68cm、尾の長さ20から40cm、体重6kgから15kg
北米原産の外来生物で、ペットとして輸入されたものが逃げ出したり、捨てられ、野性化した。
耳に白いふちどりがあり、白いひげ、縞模様の尾を持つ。
年に1度4月から6月に平均3から4頭の子を産む。
夜行性で、手が長く器用で木登りがうまいため、水路などを伝って移動し、ゴミ箱を開けてごみをあさる、金魚を食べる、スイカなどの農作物を食べるなどします。
住宅の屋根裏、物置などに住み着きます。
雑食性で、鳥の卵や金魚、エビカニなどの小動物も好みますが、農地では、スイカやトマト、トウモロコシ、イチゴなどの果実や野菜を好みます。
市では、アライグマによる被害を減らすため、迅速で効果的にアライグマの捕獲を行うため、外来生物法に基づく「防除実施計画」を策定し、平成22年8月12日付けで環境大臣及び農林水産大臣による適合確認を受けました。
平成17年6月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(以下「外来生物法」という。)が施行され、「特定外来生物」に指定されたアライグマを野に放つことが厳しく禁止され、輸入・販売・飼養も原則的に禁止になりました。
また、地方公共団体が、既に野生化しているアライグマを捕獲・処分するなどの「防除」を実施できることとされました。
これにより被害の低減及び生息頭数の減少を目的として、迅速で効果的にアライグマの捕獲を行うため、外来生物法に基づく「蒲郡市アライグマ・カニクイアライグマ防除実施計画」を策定することとしました。
市役所農林水産課に連絡する。→市が猟友会に連絡、箱わなを設置する。
→依頼した市民が箱わなを管理する。(巡回や餌の交換等)
農林水産課に連絡する。→市が猟友会に連絡、猟友会が回収する。
アライグマには、かわいいからといってエサを与えないでください。
アライグマをおびき寄せることになります。
手を出すとかまれたり、引っかかれたりすることがありますので、注意してください。
未収穫の農作物や落果実等を農地に放置したり、犬や猫などの餌を放置しないでください。
また、人家の屋根裏等に侵入できないよう、換気口や隙間を金網などでしっかりふさぐなどしてください。
蒲郡市
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