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お別れ会

ページID:0191439 更新日:2019年3月12日更新 印刷ページ表示

お別れ会

4歳児が主となり、お別れ会を計画しました。 お別れ会のねらいは「5歳児に感謝の気持ちを持つ」ことはもちろん、4歳児には「自分の役割に責任を持つ」こともねらいにしました。今まで5歳児が保育園を引っ張っていってくれましたが、来年からは自分たちが先頭に立っていきます。そこで4歳児には、自分の力で進める経験を積んでほしかったのです。

準備をする画像

机を運んでいる画像

会の準備は自分たちで。 これは今まで歴代の5歳児がしていたことです。 「やってみる?」と声をかけると、張り切ってやっていました。 そこで机の重さや持ち方に気付き、「ぞう組さんってすごいね!」と、改めて今までしてもらったことに感謝していました。 「4人で持てば軽くなるね!」と、自然に協力する姿も。

お別れ会に招待している画像

準備が終わったら、お別れ会の始まりです。 今年のお別れ会は2部制です。

まず午前の部は、4歳児うさぎ組による“お店屋さん”ごっこです。 計画を始めた時、すぐに子どもたちからお店屋さんごっこの案が出ました。 うさぎ組は4人しかいないので、自分のお店は自分で全て作ることにしました。 なので計画は早めに立て、焦らず自分のペースで進められるようにしていきました。

お花屋さんの画像

こちらはお花屋さんです。 花の枝の部分は、なんと本物です。落ちている枝を拾い、そこから使えそうなものを自分で選びました。 花と枝をくっつけることに一番苦労しましたが、のりを使ったりテープを使ったりと、様々な方法で試していました。

モンスターボール屋さんの画像

こちらで向きをそろえながら並べているお店は、モンスターボール屋さんです。 モンスターボールを作りたい意志は強く、廃材からすぐにイメージが広がりました。ぞう組の子どもたちに喜んでもらえるよう、様々な色や大きさを作りました。

ドーナツ屋さんの画像

こちらはドーナツ屋さんです。 よく見ると様々な色のテープが貼ってあります。 これにはちゃんと味があり、黄色はパイナップル、緑はメロン、オレンジはみかん、紫はぶどう、赤はなんとトマト味だそうです。

メダル屋さんの画像

最後はメダル屋さんです。素材は自分で選びました。 実は机の下に素材が置いてあり、好きな柄・好きな色でその場で作ってくれるオーダーメイド方式です。 その場のリクエストにもこたえてくれます。

財布を配る画像

買い物に必要なものといえば・・・お金! この日のために財布も手作りしました。 財布は一人一人のイメージに合わせ、折り紙の色や柄を選びました。 なんと全員違うのです。

財布をもらい喜ぶ画像

これにはぞう組の子ども達は大喜び!みんなで見せ合いっこが始まります。

お店が始まる画像

お店屋さんの様子の画像

買い物がスタートしました。 何も言われていないのに、お客さんはしっかりと1列に並んでくれています。これならたくさんお客さんが来ても、落ち着いてうさぎ組も店員さんんができますね。

拍手で迎える画像

午後の部は、りす組も参加します。 まずはぞう組を拍手で迎えます。

ここではメインイベントが!一人一人心を込めて作ったプレゼント渡しがあります。

プレゼントを渡す画像

一人一人を思いながら作ったうちわです。 紙をちぎって貼り絵で顔を作りました。 裏面には、大好きな友達に向けてメッセージが書いてあります。

「そつえん、おめでとう。遊んでくれて楽しかった。」 「ありがとう。」

うちわをもらう画像

自分の顔と見比べています。 「けっこう似てるね!」とまんざらでもない様子のぞう組。

おやつを食べている画像

この日のおやつは、4つのチームに分かれて食べました。 うさぎ組が一緒に食べたい子を決め、発表しました。呼ばれるとうれしそうな顔を見せたり、仲良しメンバーの名前が呼ばれると「やっぱりね!」と歓声が上がったりしました。

この日ばかりはリーダーはうさぎ組の子どもたち。 席に案内したり、おやつを配ったりしてくれました。 おやつは塩津北保育園おやつ人気ナンバー1、用務員さん手作りの「豆腐ドーナツ」です。3,4歳児が決め、事前に用務員さんに頼んでおいたのです。

おやつを入れる入れ物も工夫しました。 うさぎ組のアイディアで、ランドセルです。 実はこっそりランドセルの色を聞き、その色でプレゼントしました。

歌をうたう画像

最後は歌のプレゼントです。 りす組も元気いっぱい歌ってくれました。

会が終わると、「あー楽しかった!」 「ぞう組さん、喜んでたし!」と、満足感でいっぱいでした。

うさぎ組はお店屋さんを一人で持つことで、自分でできた達成感を味わうことができました。 保育士は困った時には助言したり選択肢を出したりしながら、安心して活動できるようにしました。 活動が進むにつれ自分で考えたり、友達に相談したりするようになり、意欲的な姿に保育士は見守っていくことが多くなりました。 数が足りるようみんなで品物の数を数えたり、道具の貸し借りをしたり、お店のイメージを自然に話し合ったりと、4人が共通の目的に向かっていきました。

頼もしいうさぎ組を間近で見たりす組。 りす組もだんだん意識が変わってきて、うさぎ組になりたい気持ちが芽生えてきました。

来年が楽しみです!