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秋を探しに散歩に行きました。
この時期には毎年行くところがあります。 保育園の近くに池があり、そこに咲いている 「ふじばかま」 の花に来る蝶を見に行くのです。
この蝶は 「アサギマダラ」 といって、海を渡ってくる渡り鳥ならぬ 「渡り蝶」 です。 子どもたちの中では幻の蝶と呼ばれています。 それでは出発進行!
道中にいろいろな秋を見つけました。こちらはみかんです。 まだ青いですが、たくさんの実がなっていました。
坂道を登っていくとまた何か発見。今度は柿の木です。 子どもたちの会話では 「みかん派」 と「柿派」と分かれていました。
みかんと柿の論争をしながら歩いていくと、甘くていい匂いがしてきました。 よく見ると赤っぽい紫っぽい実がなっていました。でもなかなか名前が出てきません。 担任も副園長も知っていたけどあえて黙っていました。 すると 「わかった、いちじく!」。
いちじく自体あまり知っている子がいなかったので、正解が出た時にはみんな「おおーっ!」と歓声が!
道中、しばらくはいちじくのいい匂いが漂っていました。
歩いていると、何かが突然上から落ちてきました。 大きな栗でした。 とげとげしたイガの中に大きな栗が3つも入っていました。
周りを見渡すとたくさんの木がありどれが栗の木なのかわかりませんでしたが、栗の発見に子どもたちから「秋っぽい」と感想が。 そんな秋の味覚探しをしている間に、目的地の池につきました。今年はアサギマダラがいるでしょうか?
今年は3羽発見しました!子どもたちもそっと近づいて見ていました。 大きな声を出したり急に近づくと逃げてしまうことをみんな知っています。
その後も秋の探検は続きます。
田んぼには一面に稲が。 これがお米になることをみんな知っていました。 中には「新米だからおいしいんだよ」なんて言葉も子どもたちからでました。
春に子どもたちが植えたさつまいもも大きな葉っぱになっていました。 9月に雨がたくさん降っていたので心配していましたが、すくすく育っている様子にみんな一安心です。
秋の探検でたくさんの実を見つけた子どもたち。 実は行く前に部屋にある 「9月の図鑑」 を見ていました。 図鑑には様々な果物がたくさん載っていて、散歩をしながら思い出したようです。
果物によって葉っぱの大きさや形が違ったり、木から匂いがしたりと、塩津北探検隊は様々なことを散歩で気づいたようです。夏に野菜を育てたぞう組の子どもたちは 「この木も誰かが一生懸命お世話してるんだよね」 「木が大きいから、お水いっぱいあげないといけないね」 と自分たちの経験から考えたり、なぜだろう・どうしてこうなるのだろうと不思議に思い関心を持っていました。 うさぎ組やりす組の子どもたちも大きい子からの知識を吸収し、保育士に伝える姿がありました。
「なぜ」 「どうして」 から生まれる探求心から、考えたり試したりする過程を大切にしていきたいと思います。
蒲郡市
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