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ミニ社会実験サンセットマーケットを開催しました!
日常の風景を作ってみるミニ社会実験「サンセットマーケット」
当日の様子をyoutubeでご覧いただけます。
令和5年3月4日(土曜日)に「みなとオアシスがまごおり(竹島ふ頭緑地)」で「サンセットマーケット」と題して港の空間を使って将来の日常の風景を作ってみるミニ社会実験を実施しました。
これまでのまちづくりシンポジウムやワークショップなどを通して東港地区のまちづくりに市民や事業者の方が少しづつ関心を持っていただけるようになってきています。
今回の社会実験は、そういった人たちと一緒に、日常の風景として港の空間で過ごしてもらう空間を作ってみよう!ということと、社会実験に関わる市民や事業者の方が企画の議論などを通して繋がりが深まるきっかけになることを期待するものでした。
この社会実験には、東港地区まちづくりビジョンのもと「日常的に過ごしたくなる風景をつくる」という思いがあったため、いろいろな人に訪れていただくコンテンツのほか、緑地にテーブルとイスを用意して、風景を楽しみながら友達や家族と過ごしてもらいたい空間を作りました。
社会実験を企画するにあたり、運営に関わりたい市民や事業者、出店者などが集まり、社会実験の目的を共有した上で、会場配置のデザイン、あるといいコンテンツ、運営側が担うべき役割などについて、運営会議での議論や個別の対話などを行ってきました。
また、運営に携わる市民等による出店者誘導、駐車場整理、会場のコンシェルジュ、海沿いのボードウォークや焚き火の見守り役など、当日の役割も決めて、通常のイベントとは異なる運営体制で実施しました。
今回の社会実験を進めていく過程で、様々な人に関わっていただけたことは、公共空間を主体的に使いこなす民間組織の形成に発展していける可能性が蒲郡市にもあるのではと感じることができました。
会場エリア図
午後3時の開始と共に市内の店舗を中心に人気店が集結したフードコートに行列ができて想像以上に多くの人が訪れました。
午後9時の社会実験終了時で2300人を超える方が訪れました。
蒲郡らしく深海魚の販売も
フードコートエリアに敷いた人工芝に置いたかわいいマスコットが写真撮影スポットとしてとても人気でした。
普段はアスファルトですが人工芝を敷くことで雰囲気が変わったり、子供が寝転がったりもして、緑っていいですね。
緑地内に設けた物販エリアでは、アートやクラフト作品、体験など様々な店舗が並んでどこもたくさんのお客さんが楽しんでいました。
物販エリアの緑地に設けた過ごしてもらいたい空間では、イスに座ってくつろいだり、海沿いのボードウォークで海を眺めたり、みなさん思い思いに過ごしていて通常のイベントとは異なる風景が見られました。
おしゃれなクルマでアンティーク雑貨を販売するのも絵になります。
小型のグランピングドームでやっていた占いも人気でした。
子どもたちに大人気だったボルダリングの体験壁
この場所へ過ごしに来てもらうには、色々なコンテンツも必要ではないかということで、老若男女楽しんでいただける様々なコンテンツが集まりました。
穏やかな三河湾を感じながらのキャンプを提案する展示もありました。
将来、日常でこんな風景があると楽しそうですね。
トレーラーハウスで一日過ごす提案も
3月の上旬ということでまだ肌寒い季節ですが天気も良くて多くの人が訪れて、穏やかな三河湾に近い街の魅力を市民の方も改めて感じていただけたのではないでしょうか?
こちらも子どもたちに大人気だったハンドボールのシュート体験
色々なカテゴリーの方たちが東港地区のまちづくりに関心を持っていただけることがとても嬉しいです。
演奏エリアではフラダンスから音楽イベントが始まりました。
ちなみに今回の音響設備は水素を燃料にして走る電気自動車から1日電源を取りました。
古本屋さんもいい雰囲気です。
ヨットも駆けつけてくれました!
いつもシーサイドライブでお世話になっているジャズバンドにも来ていただいて大盛況!
夕刻には焚き火台に火を灯して、あかりの癒やしを演出しました。
※ 安全管理のもと特別に実施したものです。
日の入りと同時に吹奏楽団の演奏がはじまりました。
今回のミニ社会実験では、夜間景観のアップデートを行うことも目的の一つです。
DJの掛け声によりみんなで照明点灯のカウントダウン!
対岸にある工業用地に停泊するサンドコンパクション船に向けて会場側から照明を照射しました。
まちに近い工業用地の風景も地域の特色ある景観として磨き上げるのもいいですね。
みなとオアシスがまごおりにある海賓館マリンセンターハウスもいつもよりさらに素敵です。
緑地内に展示してあるアメリカズ・カップの挑戦艇
竹島ふ頭に保管されているヨット
いつもは真っ暗な竹島ふ頭から望むみなとオアシスがまごおりが魅力的です。
ボードウォークも安心で散策したくなりますね。
肌寒くても暖を取りながら雰囲気を楽しむ風景が見られました。
統一したテントと照明も会場の雰囲気を作っていました。
港湾緑地でも日常的に飲食や物販などが楽しめる使い方ができたり施設があるといいですね。
これからの計画づくりの中で、あかりが持つ力をまちづくりに活かしていくこともみなさんと考えていきます。
演奏エリアでは最後のパフォーマンスとしてゴスペルが会場を盛り上げました。
将来的にもこういった音楽が楽しめる場所になるのもいいですね。
こういった姿が将来の日常の一つの風景となるよう、
市民や事業者のみなさんとワークショップや社会実験、対話の場を設けるなど、「公民連携のまちづくり」と「官民対話による事業推進」に取り組みながら、実現性のある計画づくりを進めていきます。