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野犬対策について
本市における野犬の現状
市内各所(特に山間部)において、野犬の目撃情報が寄せられています。
野犬の捕獲は、狂犬病予防法に基づき、愛知県動物愛護センターが行っています。
捕獲実績については平成27年度をピークに年々減少しておりますが、毎年、一定数の実績があります。
野犬の目撃情報および捕獲実績
目撃情報(およそ直近1年の情報です。随時更新してまいります)
発見日 | 目撃場所 | 野犬の特徴、その他 |
---|---|---|
令和6年5月10日 | 形原町 | NTT電話交換所付近で大型の野犬を見かけた。 |
5月24日 | 竹谷町 | 白色で片目が悪い野犬に追われた。 |
6月4日 | 竹谷町 | 成犬を1頭見かけた。 |
6月10日 | 形原町 | 形原温泉周辺で成犬を5〜6頭発見。 |
6月27日 | 西浦町 | 黒色の中型犬を1頭発見。 |
7月16日 | 西浦町 | 明柄グラウンド付近で茶色の成犬1頭発見。 |
8月6日 | 坂本町 | 2頭の中型雑種の成犬を発見。 |
10月24日 | 神ノ郷町 | 白色と茶色の成犬を1頭ずつ発見。 |
10月31日 | 西浦町 | 野犬5頭に小学生が追われた。 |
11月14日 | 西浦町 | 成犬1頭、小学校通学路で発見。 |
11月18日 | 西迫町 | 野犬2頭(茶色、白色)発見。 |
11月29日 | 金平町 | 金平テニスコート付近にて野犬の群れ(7頭ほど)を発見。 |
12月5日 | 竹谷町 | 白色の成犬1頭発見。 |
12月24日 | 西浦町 | 茶色の成犬1頭発見。 |
令和7年3月21日 | 西浦町 | 茶色の成犬1頭発見。 |
4月10日 | 西浦町 | 成犬3頭をよく見かける。 |
4月21日 | 西浦町 | 成犬1頭を発見。付近の中学生数名が怪我を負った。 |
5月7日 | 西浦町 | 野犬を発見。 |
5月上旬 | 西浦町 | 野犬に小学生が追いかけられた。 |
5月12日 | 西浦町 | 茶色の成犬1頭、白色の小型犬1頭を発見。 |
5月14日 | 金平町 | 成犬4頭(黒色、白色、茶色2頭)を発見。 |
5月15日 | 一色町 | 成犬3頭(白色、茶色2頭)を発見。 |
5月16日 | 一色町 | 成犬4頭を発見。 |
5月16日 | 西浦町 | 成犬1頭を発見。 |
5月20日 | 西浦町 | クリーム色の成犬2頭を発見。 |
5月23日 | 西浦町 | 成犬2頭(白色、1頭の色は不明)を発見 |
5月26日 | 西浦町 | 茶色の成犬1頭に追われ、怪我をした。 |
野犬の年度別捕獲実績
年度 |
捕獲数 |
---|---|
平成27年度 |
51 |
平成28年度 | 43 |
平成29年度 | 25 |
平成30年度 | 27 |
平成31年度(令和元年度) | 36 |
令和2年度 | 23 |
令和3年度 | 29 |
令和4年度 | 31 |
令和5年度 | 26 |
令和6年度 | 24 |
市の役割
野犬の目撃情報の窓口として、以下の業務を担っています。
・県への捕獲依頼
・県と連携した野犬対策
・市広報やホームページでの啓発
県の役割
愛知県動物愛護センター東三河支所が以下の業務を担っています。
・狂犬病予防法を根拠とした野犬の捕獲
・捕獲後の野犬の譲渡や、適正飼養の指導
市民のみなさまへお願い
野犬を発見したら
野犬に遭遇したときは、刺激せず、ゆっくりとその場を離れてください。安全を確保した後、蒲郡市環境清掃課美化衛生担当(0533-57-4100)にご連絡ください。発見場所や特徴等を聴取し、愛知県動物愛護センター東三河支所(0532-33-3377)へ捕獲依頼をします。
また、檻を設置する際、下記のとおり地元の方々にご協力をお願いする場合がございます。
1 檻を設置するための敷地を提供いただくこと
2 檻に餌があるか確認していただくこと
3 野犬が捕獲されたときは、動物愛護センターに通報していただくこと
4 檻を設置する際に、事前に地元に十分周知いただくこと
野犬を増やさないために
市では、広報がまごおりによって定期的に野犬に関する注意喚起を行うとともに、野犬を増やさないために市民のみなさまへ下記の内容についてお願いをしております。
安易に犬を飼わないこと
動物を飼うということは非常に責任の重いことです。また日頃の世話も簡単ではありません。そのため、安易に考えて犬を飼うことはやめましょう。平成25年9月に動物の愛護及び管理に関する法律が改正され、飼い主の終生飼養が明記されました。
犬を捨てないこと
犬の寿命がくるまで責任を持って飼うのは飼い主の義務ですが、やむを得ず飼うことができなくなった場合は、新しい飼い主を全力で探してください。決して犬を捨ててはいけません。遺棄は犯罪です!
野犬にえさを与えないこと
野犬に対するえさやりは動物愛護とは異なります。安易に野犬にえさを与えないでください。「かわいそうだからえさをやりたい。」と自分の満足感を満たすためにえさやりをし、その犬たちが巻き起こす危険、迷惑について一切責任を負わないという行為はゆるされるべきものではありません。
野犬がえさを手に入れにくい環境にすること
野犬のえさになるものは特に注意して管理するようにする必要があります。生ごみなどは野犬の手に届かないよう管理し、飼い犬のえさも放置しないなど、野犬がえさを手に入れにく環境にすることが大切です。
命の大切さを知ること
犬を捨てた場合、えさがなくて死んでしまう犬もいれば、野犬として動物愛護センターに捕獲される犬もいます。捕獲された犬は、動物愛護センターに収容し、譲渡先を探すことになります。しかしながら、譲渡先が見つからなければ、殺処分され、悲しい最期を遂げてしまうことになります。このように安易に犬を飼うことは、いのちを粗末にすることに繋がります。不幸な野犬がいなくなるよう、命の大切さについて家族でしっかりと相談した上で飼いましょう。
参考 狂犬病について