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食品ロスを減らしましょう
食品ロスを減らしましょう
蒲郡市では、「蒲郡市一般廃棄物ごみ処理基本計画(改訂版)」を令和2年3月に策定し、新たに「1人1日当たりの家庭系ごみ排出量」の目標を定めました。その取り組みの1つとして食品ロス削減を推進しています。
食品ロスとは?
本来まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品のことを「食品ロス」といいます。食品ロスには次のようなものがあります。
・食べ残し・・・食べきれずに捨てられたもの
・期限切れ・・・賞味期限や消費期限が切れて捨てられたもの
・買いすぎ・・・調理に使いきれずに捨てられたもの
・過剰除去・・・調理の時に食べられる部分が捨てられたもの
・その他の理由で捨てられたもの
日本では、年間2,759万トンもの食品が廃棄されていますが、そのうち、643万トン(農林水産省 平成28年度推計値)が食品ロスとして廃棄されています。これは日本人1人当たりが「毎日お茶碗一杯分の食べ物」を捨てていることになります。
日本は食糧の大半を輸入に頼っている一方で食べられる食料を大量に廃棄しているという現状があります。食品ロスの削減に取り組むことは食料資源の有効利用につながります。また、食品ロスが減ることで、ごみの焼却に必要な燃料を減らすことができ、地球温暖化の抑制にもつながります。
食品ロスを減らすための小さな行動は、一人ひとりが取り組むことで、大きな削減につながります。まずは、身近なことから始めてみましょう。
食品ロスを減らすポイント
買い物時の工夫
・冷蔵庫や食品庫にある食材を確認する
買物をした後に、冷蔵庫に同じ食材があったことに気づき、食材を余らせてしまうケースもあります。無駄をなくすためにも、事前に冷蔵庫や食品庫にある食材を確認するようにしましょう。買物前のちょっとした時間に、冷蔵庫内を、携帯電話のカメラ機能で撮影しておくのもよいでしょう。
・必要な分だけ買って、食べきる
お得なまとめ買いをしたものの、使わずに、期限が過ぎてしまい捨ててしまうことが考えられます。必要な時、必要な分だけ買ったほうがお得な場合もあります。
・利用予定と照らして、期限表示を確認する
食品スーパーで買物をする際、期限までの期間がより長いものを買おうと、棚の奥から商品を取ることもありますが、すぐ使う食品は棚の手前から取りましょう。期限が短かったり、切れてしまうと、お店で返品や廃棄してしまうので、お店での食品ロスが発生してしまいます。
家庭での調理や保存時の工夫
・食品に記載されている保存方法に従って保存する
誤った方法で保存すると、食品の劣化が早くなる場合があります。保存は正しい方法で、食品をおいしく食べきりましょう。
・野菜は、冷凍、乾燥など下処理し、ストックする
一度に食べきれない野菜は、冷凍や乾燥の下処理をして、小分け保存などして、食材を長持ちさせる工夫をしてみましょう。
・残っている食材から使う
新しく買ってきた物を先に使ってしまうと、残っている食材は傷んでしまう可能性があります。残っている食材から使いきるようにしましょう。
・体調や健康、家族の予定も配慮し、食べきれる量を作る
家族とのコミュニケーションで、食品ロスがでないように工夫しましょう。
・作り過ぎて残った料理は、リメイクレシピなどで食べきる
リメイクやアレンジレシピで、作り過ぎてしまった料理を食べきりましょう。
食品ロスダイアリーを活用してみましょう!
https://www.env.go.jp/recycle/diary.pdf
外食時の工夫
・食品ロス削減に、積極的に取り組む店を選ぶ
料理の量を選べる店、食べきれない料理を持ち帰ることができるお店を選びましょう。
・小盛りメニューやハーフサイズを活用し、食べられる量だけ注文する
食べられる量を相談できることで、食べきれる量の料理をおいしく食べきりましょう。
・どうしても残してしまった料理は、お店と相談して持ち帰ることも検討しましょう。
宴会時の工夫
・料理を楽しむ味わいタイムを設ける
乾杯後、席を立たずに料理を楽しむ時間を設けましょう。
・食べきりタイムを設ける
お開き前に、もう一度料理を食べきる時間を設け、幹事は「食べきり」を呼び掛けましょう。
食品の期限表示(賞味期限・消費期限)について、正しく知る
◎ 賞味期限とは、おいしく食べることができる期限です。表示されている保存方法に従って保存していれば、期限を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。
賞味期限が過ぎてしまった食品は、直ちに食品衛生上問題が生じるものではありませんので、煮たり焼いたり、十分加熱するなど調理方法を工夫してみましょう。
◎ 消費期限は、過ぎたら食べない方がよい期限です。消費できる量を購入し、期限内に食べきりましょう。
※ 上記の説明はいずれも、未開封の状態で、食品に記載されているとおりに保存した場合の期限です。一度開封した食品は、期限に関わらず早めに食べきりましょう。
それでも出てしまう食品ロスは
捨てることになってしまった食品は、しっかり水切りをしてからごみとして出しましょう。水切りをすることで悪臭を防ぐことや、焼却時間の短縮ができ、二酸化炭素の排出量を抑えることができます。