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市制65周年記念事業 美しい愛知づくり講演会

ページID:0204201 更新日:2019年11月1日更新 印刷ページ表示

蒲郡市制65周年記念事業「美しい愛知づくり講演会 2019 in 蒲郡」を開催しました。

 蒲郡市は、「蒲郡市景観計画(平成31年4月1日策定)」に基づき、市民・事業者・行政の協働により、良好な景観形成の推進に取り組んでいるところです。
 その一環として、「都市景観の日(10月4日)」にちなんで、愛知県との共同主催、公益財団法人日本都市計画学会 中部支部の共催により、令和元年10月11日に「美しい愛知づくり講演会2019 in 蒲郡」を下記のとおり開催しました。
講演会の様子 講演会の様子2
 美しい愛知づくり講演会2019 in 蒲郡案内[PDFファイル/1.12MB]

とき

 令和元年10月11日(金曜日) 午後2時から午後5時まで

場所

 蒲郡市民会館 中ホール

 住所 蒲郡市栄町3番30号

来場者数

 約120名

内容

 「“気づき”から始まる景観まちづくり」をテーマに景観形成の重要性について考える講演会を、基調講演とパネルディスカッションの2部構成で開催しました。

第1部 基調講演 午後2時10分から午後3時10分まで

テーマ 「景観まちづくりの実践」 

講師 浅野 聡(三重大学大学院工学研究科建築学専攻 准教授)

要旨

 はじめに、空間演出の事例紹介、景観法制定後の景観まちづくりの動向について説明があり、その後、景観まちづくりを進める一歩として、「まちづくり学習の重要性」や「気づきの大切さ」について説明がありました。
 まちづくり学習は、まち歩きなどのイベントを、楽しみながら行うことから始めていくことが重要で、また、「気づき」のきっかけとなるような、助成・表彰制度などの普及啓発の必要性について、事例を紹介しながら説明がありました。
 これらの事業は、蒲郡市においても、景観計画を進めるスタート期の事業として有効であり、また蒲郡市景観計画の今後の可能性として、パノラマ型の眺望景観からの絞り込み(視点場・視対象・エリア分けなど)の検討などが挙げられました。
 その他にも日進市の現代的な市街地景観など、他自治体の景観まちづくりの事例紹介が行われました。

第2部 パネルディスカッション 午後3時20分から午後4時50分まで

テーマ 「“気づき”から始まる景観まちづくり」

コーディネーター 浅野 純一郎(豊橋技術科学大学 教授)

パネリスト 鶴田 佳子(岐阜工業高等専門学校 教授)

パネリスト 浅野 聡(三重大学 准教授)

パネリスト 阿久井 康平(富山大学 助教)

パネリスト 平野 仁也(蒲郡市博物館 学芸員)

要旨

 はじめに、各パネリストからの講演があり、その後「“気づき”から始まる景観まちづくり」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

【各パネリストの講演テーマ】

・ 鶴田氏 「景観ってなに? みんなで育む・みんなの財産 各地の事例紹介」
・ 阿久井氏 「景観まちづくりと市民の気づきについて 富山市における「市民参加型景観まちづくり」」
・ 平野氏 「写真で見る蒲郡の今昔」

【パネルディスカッション要旨】
  1. 景観や景観まちづくりの重要性について
    ・都市間競争が進む中で、個性あるまちづくりを進めていくための戦略の一つとして景観まちづくりが考えられる。
    ・人口減少時代に、コンパクトな市街地形成を進めていく中で、合わせて、空間の質を高めていくことが必要になってくる。そのためには、住んでいる方々がいかに自分たちの住環境を守っていくかという視点が重要であり、空き家・空き地の問題も関わってくる。
  2. 市民参加で行う景観まちづくりのメリットについて
    ・景観まちづくりは目的である一方、にぎわいを生み出す手段でもある。その手段として、ボトムアップにより地域の方々が抱く疑問や希望をくみ取りながら進めていくことで、気が付けばまちづくりに参加していたという状況が重要である。
  3. 参加へのきっかけづくりとして地域のことを知るという「まちづくり学習」が大切だが、その知る対象やその方法について
    ・食文化、気候・風土、伝統工芸など、遊び、言葉、住まい、祭りなど身近なものが対象として挙げられる。そういった、別の側面から取り組むとまちづくり学習が楽しくできる。
    ・雑学的なおもしろさからまちを知っていくことで、その積み重ねが、地元への愛着やまちづくりにつながっていくのではないか。
    ・蒲郡市にあった塩田の風景など、先人が見ていた風景を次世代に伝えていくといった方法も面白いと思う。
    ・楽しみながら気が付けば参加していたという視点が重要ではないか。
  4. 特別な景観や事情がなくても、見慣れた景観の中で守るべき景観を見つけることについて
    ・蒲郡市は立地がいいので、景観に意識したまちづくりを進めていき、その結果、住んでいる人が美しいと思うものが将来または次代に高く評価されることになると思うので、広い視点で今の景観形態を維持していってほしい。
    景観まちづくりは楽しいもので、気づいたら巻き込まれていたというのが理想で、そのために、無理にきっかけを作るのではなくて、楽しくまちづくり学習を進めて、関心を持つことが大切ではないかと思う。

主催・共催

 主催 愛知県、蒲郡市

 共催 公益財団法人日本都市計画学会 中部支部

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