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ちょうちょになったよ!

ページID:0179288 更新日:2018年6月29日更新 印刷ページ表示

ちょうちょになったよ!

5歳児赤組の子どもたちが、園の花壇で見つけた、きれいな模様のイモムシ。

昨年度から知識のあった子どもたちは、見覚えがあったようです。

「ツマグロヒョウモンの幼虫だ!!」

図鑑を見て調べて確かめた子どもたち。

「毛虫じゃないから大丈夫だよね。」

安全なこともきちんと確かめて、安心してケースへ入れました。

「他に何を入れたらいいかな。」

「枝とか葉っぱかな。」

「水は入れすぎちゃだめだよ!」

以前、幼虫に水をたっぷりあげすぎて、溺れさせてしまった事件があったのです。

ちゃんと経験を生かして幼虫を大事に育てられるでしょうか。

ケースを見る子の画像

パンジーの花にいたことが分かり、パンジーの葉っぱを多めに入れてあげました。

赤組の部屋の外の生き物スペースに置いておくと、子どもたちはとてもよく気にかけ様子を見ていました。

「なんだか動かなくなってきたね。」

「さなぎになるのかな。」

さすが年長児です。さなぎに変化することも多くの子が知っていました。

「きらきらの模様ができたよ!」

さなぎになると、背中にキラキラした金色の斑点が表れるのです。

そして、数日後

「ちょうちょになった!!」

「わー!本当だ!!」

毎朝ケースの中を覗いていた子が、さなぎが還った様子を発見し、みんなで大騒ぎになりました。

さなぎが還った様子を見る子の画像

昨日までの動かないさなぎの様子から、きれいな羽を広げたきれいな蝶に変身した姿を見て、子どもたちは目を輝かせ嬉しそうな表情を浮かべていました。

「飛べるかな。逃がしてあげる?」

反対する子はいませんでした。きれいなちょちょを早く空へ飛ばしてあげたいと、みんなで中庭へ出ました。

中庭で蝶を逃がす子の画像

が

ケースを開けると舞うように飛び出した蝶を見て、子どもたちも大喜びでした。

「飛んだー!!」

でも、中庭の姫りんごの木にとまり、なかなか動こうとしませんでした。

保育園が気に入ってるのかもしれないね。

子どもたちはしばらく様子を見守っていました。

ちょうちょの名前一覧の画像

そして、さなぎが還った第1号のちょうちょに、みんなで話し合いをして名前を考えました。

意見を出し合い、みんなが納得するまで話し合いが続きました。

その後も、幼虫からさなぎ、成虫へ、成長の変化を子どもたちに見守られながら、数匹のツマグロヒョウモンが空へ旅立っていきました。

生き物に興味や関心を持ち、観察したり触れたり世話をしたりすることで、子どもたちは「自然に触れて感動する」「自然の変化を感じ取る」体験をしています。また、飼育しているうちに愛着が沸き、「自然への愛情や生命の尊さを感じ、心を動かす」姿が見られるようになります。このような経験を、園生活の中でたくさん積んでいって欲しいと願っています。