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乗って残そう!名鉄西尾・蒲郡線!

ページID:0138165 更新日:2016年4月13日更新 印刷ページ表示

乗って残そう!名鉄西尾・蒲郡線! 

60周年名鉄

 名鉄西尾・蒲郡線は、明治末期から昭和初期にかけて開通し、以来、「地域の足」として三河地方南部の発展を支えてきました。しかし、この区間の平成21年度の輸送人員は約304万人、平成8年度の約405万人からおよそ100万人減少しています。また、この区間の収支は、平成20年度に約8億7千万円の赤字を計上、平成21年度には約8億6千万円の赤字となりました。そこで、西尾、蒲郡市の両市名鉄存続応援団が立ち上がり、利用促進の核として様々な取り組みを行いました。その結果、平成23年度利用実績は307万人と増加しています。また、区間収支も平成23年度は名鉄の経営合理化等により約7億6千万円の赤字だったが、平成21年度に比べると減少の方向に進んでいます。

  平成17年12月に名古屋鉄道株式会社と沿線の西尾市、蒲郡市、吉良町、幡豆町の2市2町で「名鉄西尾・蒲郡線対策協議会」を設立し、沿線市町は、「三河地方南部の広域ネットワークを構成する重要な路線であり、高校生や高齢者などの地域住民にとって欠かすことのできない路線である。」と、協議の場を設けました。

 平成21年9月の第6回対策協議会から愛知県も対策協議会に参加し、平成22年11月の第8回対策協議会では、(1)三河南部地域の生活交通に必要不可欠な名鉄西尾・蒲郡線を道路と同様の社会基盤として捉え、その維持存続を図るため、沿線市町は、名鉄に対して鉄道施設保有に係る費用の一部(年額2億5千万円)を3年間(支援対象期間:平成22年度から24年度)にわたり支援すること、(2)沿線市町、愛知県及び名鉄は協力して、沿線の住民団体、小中高等学校又は企業などと連携を図り、各種イベントの開催、啓発活動、駅周辺環境の整備などを行い、名鉄西尾・蒲郡線の利用促進に努めることを決定しました。

  平成23年3月に開催された名鉄西尾・蒲郡線対策協議会第9回総会において「名鉄西尾・蒲郡線活性化計画」が策定され、三河地域南部の重要な社会基盤である名鉄西尾・蒲郡線を将来にわたり、鉄道として維持していくために、行政、地域住民、経済界、名鉄等がそれぞれ行っている取組みを連携・充実させ、総ぐるみで利用促進・沿線の活性化を図ることが決定されました。そして、同計画の目標として、近年実施してきた利用促進・活性化策を充実させ、地域をあげて取り組むことにより、利用者数の減少を補い、対前年度比で毎年1.6%ずつ増やし、平成24年度の年間輸送人員を318万7千人(利用促進・活性化を行わなかった場合と比べ54万2千人増)以上にするという目標が位置付けられました。

 このような経過を踏まえ、平成25年3月に開催された名鉄西尾・蒲郡線対策協議会第13回総会において両市は、引き続き名鉄に対し支援金(年額2億5千万円)を今後3年間(平成25年度から27年度)負担することで合意しました。また、平成22年度から24年度までの利用状況の報告もあり、活性化計画で掲げた目標値には届きませんでした。その大きな要因は、蒲郡線(吉良吉田駅から蒲郡駅)の利用率が平成22年度から24年度の3年間で5.2%減少しいることが挙げられます。この結果から、今後の利用促進の重点項目として(1)西尾・蒲郡線(西尾駅から蒲郡駅)における通勤定期及び定期外利用者の増加(2)蒲郡線区間(吉良吉田駅から蒲郡駅)における利用促進策の展開の2つの重点項目を柱とし、今後3年間利用促進に取り組むことになりました。それとともに輸送人員の目標として、今後毎年1.1%ずつ増やし、年間輸送人員を平成27年度までに3.3%増の321万9千人以上にする目標も掲げられました。

 平成25年度からの3年間は、西尾線の通勤定期が好調で、平成27年度末の目標人員321万9千人達成の見込みが立ちました。これも市民の皆さんのご利用のおかげであり、こうした市民の皆さんの「乗って残そう」という機運に助けられ、平成27年10月に開催された名鉄西尾・蒲郡線対策協議会第17回総会において、両市は、引き続き名鉄に対し支援金(年額2億5千万円)を今後5年間(平成28年度から32年度(令和2年度))負担することで、運行継続の基本合意に達しました。

その後も、市民・沿線住民をはじめとする関係者の皆様の熱意ある取り組みの成果もあり、年間輸送人員は増加傾向が続き、平成30年度には340万9千人となっています。そして、令和2年3月の名鉄西尾・蒲郡線対策協議会第23回総会において、前回と同条件にて、さらに5年間(令和3年度から7年度)の運行継続及び支援について合意に至りました。

 鉄道は、社会基盤として必要であり、特に通学を行う若者や高齢者の足としては、欠かすことの出来ないものです。存続させるためには市民の皆様をはじめ、数多くの方々が通勤、通学をはじめ、お出かけの際に名鉄を利用していただく必要があります。よって名鉄存続は、市民の皆さんの利用が必要不可欠です。市としては、市民応援団及びご協力いただける方々と一体となっての利用促進活動ならびに沿線の観光資源を活用するイベント等を行うことにより、これまで以上に利用促進に努めてまいります。

市民の皆さんの利用で名鉄西尾・蒲郡線を存続させましょう!

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