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防ごう!!二酸化炭素消火設備放出事故

ページID:0238807 更新日:2021年5月7日更新 印刷ページ表示

二酸化炭素消火設備を設置している事業所へ

 令和2年12月に愛知県名古屋市内の立体駐車場、令和3年1月東京都港区、令和3年4月東京都新宿区において二酸化炭素を消火剤とする不活性ガス消火設備(以下「二酸化炭素消火設備」という。)が誤作動により放出され、死傷者を出す事故が連続で発生しました。

 今般の事故を踏まえ、二酸化炭素消火設備が設置されている付近で他の設備機器の設置工事、改修工事又はメンテナンスが行われる場合には、誤作動や誤放出を行わせないよう建物関係者や作業員が作業内容や消火設備に関する情報などを十分に共有して安全対策に努めていただくようお願いします。

 

二酸化炭素消火設備とは

 閉鎖された空間を二酸化炭素で満たし、酸素濃度を下げることで火災を消火する設備です。

 電気設備が設置されている施設、多量の火気を使用する施設または機械式立体駐車場などで使用されています。

同様の事故を防止するために

  1. 二酸化炭素消火設備が設けられている付近で工事等が行われる場合は、誤作動や誤放射を防止するため、第三類の消防設備士又は二酸化炭素消火設備を熟知した第一種の消防設備点検資格者が立ち会って監督を行うことにより、必要な安全対策の管理がなされる体制を確保すること。
  2. 二酸化炭素消火設備が設けられている付近で工事を開始する際は、その都度、当該工事等の従事者に対し、消火薬剤が放出されないように閉止弁を閉止する等の措置を講じた上でなければ当該工事を開始しないなど、必要な安全対策の内容について説明し、当該安全対策の確実な履行を徹底すること。

過去の同様な放出事故

2010年6月 東京都 重症1名軽症5名

 機械式駐車場で不活性ガス消火設備点検中に誤って二酸化炭素消火ガスを機械式駐車場区画内に放出してしまい、人的被害が発生

2008年2月 北海道 軽症1名

 共同住宅に隣接する立体駐車場で、設置されている二酸化炭素消火設備の誤作動により、二酸化炭素が駐車場内に放出され、駐車場にいた住民の具合が悪くなり、救急搬送された。

1979年6月 兵庫県 重症2名軽症2名

 ビル地下駐車場で消防職員らが消火用の炭酸ガスボンベ貯蔵の点検作業中、天井の噴出口から突然炭酸ガスが噴出、酸欠状態で倒れた。

 

防ごう!!二酸化炭素消火設備放出事故 [PDFファイル/264KB]

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