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令和7年1月から2月にかけて、全国で大規模な山火事が発生し、多くの被害をもたらしました。中でも岩手県大船渡市の山火事では、焼失面積が約3,370haと平成以降、国内で最大規模となり、火災により226棟の建物が被害を受け、男性1名が亡くなりました。
山火事の原因は、たき火、火入れ、たばこ、放火、火遊びで約7割を占めており、人為的な要因が多いのが特徴です。
山火事の発生は、季節的な特徴もあり、約7割が1月から5月の冬から春かけて多く発生しています。
冬は、風が強く、太平洋側は乾燥した状態になり、また、落ち葉が多くなり燃えやすい状態になるなど、山火事が起こりやすい要因が重なっております。
春は、行楽や山菜採りなどで山へ入ることが多くなるほか、農作業に伴う枯草焼きなどから山林へ飛び火することも要因となっています。
山火事は、ひとたび発生すると、拡大するのが早く、消防隊が山への進入や消火に使える水が限られることから、消火活動が困難なうえ、人命や建物等を危険にさらしてしまいます。
国土の約7割が森林であり、国土の保全や雨水を蓄え、洪水を緩和し、水質を浄化するなど、生活に大切な役割を果たしています。また、地球温暖化防止のための二酸化炭素の吸収源として期待されています。
森林は、火災で失われると、その大切な機能が回復するまでに、何十年もの年月と多大なコストがかかることになります。
「ふるさとの 山を守ろう 火の手から」
林野庁と共同で毎年3月1日から3月7日までの春季火災予防運動期間中、「全国山火事予防運動」と定め、山火事予防を呼びかけております。
蒲郡の山並みを守ろう。(消防本部屋上から撮影)
一人ひとりが森林の大切さを認識し、防火意識を高めることが最も大切です。
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