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地球温暖化って何?
地球温暖化って何?
地球の気温が温かくなるってどういうことなの?
私たちの体に平熱があるように、地球にも平熱があります。
地球が、冷たい宇宙の中にあっても平熱を保てるのは、「温室効果ガス」によって熱が逃げないように守られているためです。
でも、この「温室効果ガス」が増えすぎると、地球が必要以上に暖かくなってしまうのです。
地球にとって最適な平均気温は15℃と言われています。
しかし、過去140年間で、地球の平均気温はすでに0.6℃も上昇しています。
地球は熱をだしている!
地球は今、熱をだしています。
そして、このまま温暖化が進めば、2100年までに最高で5.8℃も上昇すると言われています。
もし人間なら、病気になっているでしょう。
地球温暖化が進むとどうなるの?
- 洪水や干ばつが多発。
- 海面水位が上昇。
- 世界の気候が変動。
など、大変なことがたくさん起こります。→地球温暖化が進むとどうなるのかはこちらへ
それは大変!なんとかしなくちゃ!!
ところで、「温室効果ガス」って何のこと?
「温室効果ガス」には、二酸化炭素のほか、メタンやフロン類などがあります。
温室効果ガスに占めるそれぞれの割合は、二酸化炭素が約64%、メタンが約20%、フロン類が約10%です。
地球温暖化を防ぐためには、これら「温室効果ガス」の排出量を減らすことが必要なのです。
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じゃあ、「温室効果ガス」を減らすために、どんな対策がとられているの?
まずは、「温室効果ガス」の約64%を占める二酸化炭素の排出量を見てみましょう。→各国の二酸化炭素排出量はこちらへ
国際社会では、平成27年12月に平成32年(2020年)以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組みである「パリ協定」が採択されました。それに基づき、我が国でも平成28年5月に新たな温室効果ガス削減目標を定めた「地球温暖化対策計画」が閣議決定されています。→パリ協定の概要はこちらへ
工場や事業場が対策をとればいいんでしょう?
日本のエネルギー消費の推移をグラフを示します。
グラフ:資源エネルギー庁ホームページより引用
産業部門のエネルギー消費は企業の努力が実り、減少傾向にありますが、家庭部門では増加傾向にあります。
そのため、家庭での取組が必要となるのです。
私たちにできることはなんだろう?
二酸化炭素は、私たちの生活の中で、あらゆる活動から発生します。
家庭から排出される二酸化炭素の発生源別割合は、電気が48.6%、ガソリンが22.3%、灯油とガス併せて20%強となっています。
グラフ:全国地球温暖化防止活動推進センターホームページより引用
※参考:「自動車から排出される温室効果ガスを減らすには」のホームページへ
そこで、
- 毎日コツコツ光熱水費を節約する。(→「電力使用量を減らすには」のページへ)
- 自動車の使用を控える。(→「自動車から排出される温室効果ガスを減らすには」のページへ)
- 省エネ家電を選んで購入する。
- ごみを減らす。
- 太陽光発電、太陽熱温水器、ソーラーシステムを設置する(設置費を補助する制度があります)
などの気づかいをすることが大切なのです。