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地球温暖化が進むとどうなるのか
地球温暖化が進むとどうなるのか
洪水や干ばつが多発すると…
農業生産の低下や、人間生活の破壊が起こるでしょう。洪水や干ばつによって世界の食糧生産量が減少すると、日本のように穀物の70%以上を輸入に頼っている日本のような国々は、食糧不足に陥るなど、大きな影響を受けると考えられます。
海面水位が上昇すると…
森林などの生態系が破壊されたり、平均標高の低い島国などが海面下に沈んでしまうことになるでしょう。太平洋にあるツバルなどの島国では、現在すでに、海面上昇の影響を受け、島水没の危機に瀕しています。いずれ、日本も含め、多くの国々で影響が出ることになるでしょう。
気候が変動すると…
私たちが暮らす日本にも、マラリアを始めとする熱帯性の感染病が発生するかもしれません。現在では、マラリア危険域に24億人が住み、年間3から5億人が感染し、毎年100から200万人が死亡しています。もし、2℃温暖化すれば、関東以西では4から10月を通じて日平均気温は20℃以上となり、悪性の熱帯マラリアも発生する可能性があると言われています。また、平均気温や最高気温が高くなることにより、熱中症が増加するでしょう。その他にも、急激な気候変動に対応できない動植物の絶滅にもつながると考えられています。