協働まちづくりの指針「みんなの力でまちづくり」

みんなの力でまちづくり
“つながりあうまち蒲郡”に向けて　みんなで取り組む１０の指針

はじめに

蒲郡市のまちづくりにおいては、２０年ほど前から“協働”という手法を取り入れてきました。
「がまごおり協働まちづくり会議」の前身である「がまごおり協働まちづくり推進委員会」では、平成１７年３月に蒲郡市の協働のまちづくりの指針となる「がまごおり協働のまちづくりに向けて」を策定し、協働施策の展開を図り、その後、平成２７年３月には、「がまごおり協働まちづくり会議」から施策推進における今後の課題について市長へ提言を行うなど、協働の推進を図って参りました。

当初の指針は、主に市民と行政の協働に主眼をおいてまとめられましたが、時代の流れと共に市民と行政だけでなく、企業や学校、地域など多様な主体との協働が求められるようになったため、この度「がまごおり協働まちづくり指針策定ワーキング」を組織し、今後１０年を見据えた“協働”を巡る現状の課題を整理し、新たな方策として、多様な主体の参画に主眼をおいた「みんなで取り組む１０の指針」としてまとめました。

本指針は、協働を推進する多くの人に見ていただくものとして作成しております。行政だけでなく、市民や企業、学校、地域など、多様な主体が役割を分担し、協力、連携しながら社会課題の解決に向けた歩みを進めていただけることを期待します。

令和４年１０月

　がまごおり協働まちづくり会議会長　吉村輝彦

　がまごおり協働まちづくり指針策定ワーキング座長　三矢勝司

第１章　楽しいことからつながり、みんなの力でまちづくりをしよう

【指針１】まちづくりに触れる機会をもっと身近にしよう
　〜提案〜　私の取組、仲間の活動をもっと発信しよう

【指針２】“楽しい”“やってみたい”想いをつなげる仕組みを作ろう
　〜提案〜　他者からの“いいね！”他者への“いいね！”を広げよう

【指針３】地域の困りごと解決に向けて身近な人とのつながりを高めよう
　〜提案〜　地域での活動を通じて、多様な世代による助け合いの輪を強化していこう

【指針４】がまごおり市民まちづくりセンターを利用しよう
　〜提案〜　「まちセン」と各分野のコーディネーターが連携できる仕組みづくり

第２章　多様な人の参画に向けて

【指針５】若者が好きになるまちにしよう
　〜提案〜　成長して戻って来てねプロジェクト

【指針６】女性の気軽な社会参加の入口を増やそう
　〜提案〜　オンデマンド（できる時に、できる範囲で、いつでも）でも社会参加できる仕組みづくり

【指針７】外国籍の市民と地域をつなごう
　〜提案〜　地域コミュニティを外国人市民と共に作ろう

第３章　持続可能なまちづくり活動へ

【指針８】仲間との振り返りの場が大事
　〜提案〜　振り返りの場づくりを促進する
　〜提案〜　活動成果、取組プロセスの可視化を支援する仕組みづくり

【指針９】全世代において自ら動く人を増やそう
　〜提案〜　人材育成のコンソーシアムを作ろう

【指針１０】他分野の動きを知って、協力できるところを探そう
　〜提案〜　学び！伝え！つなげる！「社交の場（サロン・カフェ）」を作ろう

終わりに

ワーキングにおいては、現状における協働を踏まえ、今後１０年を見据えた協働を巡る諸課題を考えることからスタートしました。本指針は、諸課題から重要な課題を整理し、「活動や成果の情報発信」「多様な人の参画」「持続可能な活動のための仕組みづくり」の３つの柱で解決策を議論しまとめたものです。

各指針を進めるにあたっては、行政やまちづくりセンターだけでなく、市民や企業、学校、地域など多様な人が共に協力して取り組んでいただきたいとの思いから、各提案に対して委員ができることやコメントを付記しております。

なお、内容等は、社会変化に合わせて適時改定していくべきと考えております。併せて、デジタルトランスフォーメーションやWeb3.0（インターネットの利用者がデータを共有・管理しながら運用する分散型のウェブサービス）の利用など、デジタル等の技術革新の変化についても、学ぶ機会を作りながら対応を進めていただけますことを期待します。

最後に、がまごおりに愛着を持つ多くの人々の小さな取組が広がり、個々の活動がつながり合い、がまごおりのまちがより住みやすくなるための一助として本指針を活用いただけますと幸いです。

指針本編（PDF）

協働の指針「みんなの力でまちづくり」 [PDFファイル／3.17MB]

協働の指針「みんなの力でまちづくり」概要版（A3版） [PDFファイル／1.04MB]