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国民健康保険【特定健診・保健指導】

ページID:0102910 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

特定健診・保健指導の概要

 わが国は国民皆保険制度に基づく高水準の医療保険体制を実現し、国民の平均寿命は世界最長を達成するにいたっています。しかしながら、急速な高齢化により、国民医療費は毎年増え続けており、疾病全体のうち、虚血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病等の生活習慣病が死亡原因の約6割、医療費の約3分の1を占めています。
 そして、生活習慣病の中でも、特に、心疾患、脳血管疾患等の発病の重要な危険因子である糖尿病、高血圧症、高脂血症等の有病者やその予備軍が増加しており、厚生労働省の調査によると、お腹のまわりに脂肪のつく内臓脂肪型肥満に加え、血圧高値、高血糖、脂質異常などの危険因子をあわせもつ内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の状態または予備群の人は、40歳から74歳の男性で2人に1人、女性で5人に1人と言われています。
 このため、国は、高齢者の医療の確保に関する法律により、医療保険者ごとに40歳から74歳までの年齢層に対する生活習慣病を中心とした疾病の予防を重視した特定健康診査(特定健診)特定保健指導(保健指導)を実施することを義務づけました。

特定健診・保健指導の目的

 平成19年度まで、保健センターで実施してきた老人保健法に基づく基本健康診査は、個別の病気の早期発見・早期治療が目的となっています。このため、健診後の保健指導は、高血圧、高脂血症、糖尿病などの個別の病気について、「要指導」や「要治療」などになった方が対象です。
 しかし、近年、生活習慣病による医療費が全体の3割を占めるようになり、医療保険財政にも大きな影響を与えています。そのため、増大の一途をたどる医療費を抑えるためにも、生活習慣病予防が重要であるという考えから、特定健診では、メタボリックシンドロームをはじめ、生活習慣病予備群の方に、早くから保健指導を行うことで、生活習慣病の増加を抑制しようとしているのです。

特定健診・保健指導のポイント

特定健康診査は無料で受けられます。

 蒲郡市国民健康保険の特定健康診査は検査費用(基本健診8,450円+詳細健診(医師の判断により実施))を蒲郡市が負担するため、無料で受けられます。

 また、その後の特定保健指導も無料で受けることができます。

40歳から74歳の方は、加入している医療保険者が行う特定健診・保健指導を受けることになります。

 下の図のように、国民健康保険加入者で、勤務先が実施する職場健診を受ける方以外は、蒲郡市国保が実施する特定健診を受けることになります。

加入している保険者が行う健診・保健指導を受けることになります

メタボリックシンドロームを見つけるための、検査項目です。

 メタボリックシンドロームのベースとなる内臓脂肪型肥満がある人は、高脂血症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病になりやすいことがわかっています。そこで、腹囲測定やLDLコレステロール検査など、危険因子を判定するのに効果的な検査を行うことにより、生活習慣の改善が必要な方をいち早く見つけられるようになります。

リスク

特定健診の検査項目に付加する検査項目について

基本的な健診項目(全員実施)
  • 問診(服薬歴、喫煙歴等)
  • 身体測定(身長、体重、BMI、腹囲)
  • 理学的検査(身体診察)
  • 血圧測定
  • 血液検査
    • 脂質検査(中性脂肪、HDLおよびLDLコレステロール)
    • 血糖検査(HbA1c)
    • 肝機能検査(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP))
  • 尿検査(尿糖、尿たんぱく)
  • 腎機能検査(血清クレアチニン、尿酸)
詳細な健診項目(医師が必要と判断したときのみ)
  • 貧血検査(赤血球数・血色素量・ヘマトクリット値・白血球数・MCV・血小板数)
  • 心電図検査
  • 眼底検査

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健康状態に応じた保健指導が受けられます。

 特定健診では、受診後のサポート体制を充実させ、健康状態に応じた必要なサポートが受けられる仕組みになっています。具体的には、健診後のサポート体制として、次のような支援が行われます。

健康な方や生活習慣改善の必要性が低い方も含め、すべての方に ⇒ 【情報提供】

 問診や健診結果をもとにした生活習慣の見直しや生活習慣改善に必要な情報を提供します。具体的には、健診結果表の送付時に、健診結果の見かたや健康づくりの方法等のチラシを同封します。

生活習慣改善の必要性が中程度の方には⇒特定保健指導【動機付け支援】【動機付け支援相当】

 健診結果から、自分の健康状態を自覚し、生活習慣改善の必要性を理解したうえで、専門家のサポートを受けながら、すぐに実行できる目標を立てます。

  • 〔初回〕 1人20分以上の個別面接または1グループ(8人以内)80分以上のグループ支援
  • 〔3か月後〕 電話やメールなどによる健康状態や生活習慣の確認を行います。
生活習慣改善の必要性が高い方には⇒特定保健指導 【積極的支援】

 健診結果から、自分の健康状態を自覚し、生活習慣改善の必要性を理解したうえで、専門家のサポートを受けながら、自主的に継続して実行できる目標を立てます。

  • 〔初回〕 1人20分以上の個別面接または1グループ(8人以内)80分以上のグループ支援
  • 〔3か月以上の継続的な支援〕 個別面接、グループ支援、実技、実習、IT活用などにより行います。
     また、この中で行動計画の実施状況の確認などを行い、目標設定の見直しも行います。電話やメールなどによる健康状態や生活習慣の確認を行います。
生活習慣病の重症化が心配な方には⇒重症化予防保健指導

 健診結果から生活習慣病の重症化により慢性腎臓病(CKD)などの重い病気にならないために、保健師、管理栄養士などの専門職が健診結果について説明し、実行可能な生活習慣改善の目標を立てます。

継続した健康管理ができます。

 特定健診や保健指導は、医療保険者(国保)が行います。このため、健診データは国保が保管し、健診後の保健指導も過去のデータを利用して行えますので、継続した健康管理が可能となります。

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特定健康診査等実施計画

 この特定健康診査等実施計画は、特定健康診査及び特定保健指導の円滑な実施に向け、国の指針を踏まえながら、高齢者の医療の確保に関する法律で規定する特定健康診査及び特定保健指導の実施方法およびその成果に関する基本的な事項を定めるものです。
 そして、この計画のでは、40歳から74歳の国民健康保険の被保険者を対象に、生活習慣病予防に着目した特定健康診査等の実施に関する目標や有効に実施するために必要な事項を定めていきます。
 この計画は、平成29年度まで5年を1期としていましたが、平成30年度から6年を1期とし、6年ごとに評価と見直しを行います。平成20年度から平成24年度までを第一期、平成25年度から平成29年度までを第二期、平成30年度から令和5年度までを第三期、令和6年度から令和11年度までを第四期とします。第四期特定健康診査等実施計画は、第三期蒲郡市国保保健事業実施計画(データヘルス計画)と一体的に策定しております。

計画は下記のリンクからダウンロードして閲覧することができます。

第三期蒲郡市国保保健事業実施計画(データヘルス計画)・第四期蒲郡市特定健康診査等実施計画(令和6年度から令和11年度まで)
第三期蒲郡市特定健康診査等実施計画(平成30年度から令和5年度まで)
第二期蒲郡市特定健康診査等実施計画(平成25年度から平成29年度まで)
第一期蒲郡市特定健康診査等実施計画(平成20年度から平成24年度まで)
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