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住宅火災の主な原因は、たばこ、こんろ、電気機器となっています。万が一火災が発生した場合、消火器を使用した初期消火が大変有効です。
もしも火災が起き、初期消火が行われたとき、最も多く使用されているのは消火器です。初期消火で消火器を使用した場合、成功率は7割を超えているというデータがあります。
事例1 鍋にサラダ油を1センチ程度入れ、数分間蓋をして油の温度を上げていたら、蓋を取ると白い煙が出て、その数秒後、鍋から出火した。自宅に設置してあった住宅用消火器で初期消火した。
事例2 たばこを吸った時に座布団に火が落ちたことに気が付かず、後から座布団が燃え上がった。住宅用火災警報器の警報器が鳴り、隣家の家人が気づき119番通報と自宅の消火器で消し止め、座布団とゴザが少し燃えただけで済んだ。
消火器は、大きく分けると飲食店や病院、事業所などの設置義務のある建物用の「業務用消火器」と一般住宅用の「住宅用消火器」があります。
住宅用消火器は、一般住宅で使いやすいように開発されたものです。
(使用期限があり、定期的な交換は必要)
消火薬剤が粉末タイプと強化液タイプがあります。
粉末タイプは、粉末の薬剤が広い範囲を覆って、火勢を抑えます。
強化液タイプは、薬剤が霧状に放射され消火します。水系なので、冷却効果と浸透性に優れており、布団火災や天ぷら火災に効果的です。
出典 一般社団法人 日本消火器工業会「消火器のしおり」から引用
ホース付き消火器の使用手順はこちら(蒲郡市消防本部ホームページへ)
出典 一般社団法人 日本消火器工業会「消火器のしおり」から引用
使用期限が過ぎた古い消火器やレバーの変形、本体のへこみなどがある消火器を使用して破裂し受傷した事故が報告されています。このような消火器は、廃棄処分を専門業者に依頼して、新しい消火器に交換をおすすめします。消火器は粗大ごみに出すことはできません。また、消防署でも処分しておりません。
消火器の処分方法はこちらへ(市環境清掃課ホームページへ)
出入り業者または契約業者や消防関係者を装って不当な価格で消火器の訪問販売や点検(薬剤の詰め替え)を行ったりする業者がいます。
そこで、次のことに注意して被害に遭わないようにしましょう。
※もし、気づかずにサインや承諾をしてしまったら、一般家庭では8日以内ならクーリング・オフ(一定期間内の契約解除)が可能です。
一般家庭への消火器の設置は、義務ではありません。
信頼できる販売店から購入しましょう。
合わせて、住宅用火災警報器を設置や点検をして防火対策を行いましょう。
設置が義務です!!住宅用火災警報器(蒲郡市消防本部ホームページへ)
蒲郡市
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