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『50人の証言 わたしの戦争体験』 再刊のお知らせ

ページID:0013905 更新日:2011年3月1日更新 印刷ページ表示
▼購入をご希望の方は、蒲郡市立図書館1階事務室にて販売しております。お気軽にお問い合わせください。(Tel:0533-69- 3706)

『わたしの戦争体験』 再刊

『50人の証言 わたしの戦争体験』

語り継ぐこと、それは戦争体験であり平和の大切さである・・・
『50人の証言 わたしの戦争体験』
編 集 『わたしの戦争体験』編集委員会
発行 蒲郡・金沢嘉市研究会
体裁 変形B6版 290頁 並製本
1,100円 で頒布

再発行に向けて

金沢ヒューマン文庫を愛し守る会 会長 大原義政
編集委員長 青山建一

 再び繰り返してはならない戦争の悲劇、戦争を知らない世代が増えるなか、私たちには、豊かな今の暮らしのもとにあ る平和の大切さを、後世に伝えていく責務があります。
 平成15年3月に蒲郡出身の教育者、故金沢嘉市先生の資料 研究を進めてきた「金沢嘉市研究会」が、発足十周年記念事業として、戦争体験者から聞き取り調査を進め、それをまとめ、 『50人の証言・わたしの戦争体験』として発刊しました。
 数百万とも言える尊い生命を代償にして得られた、平和 の背景にある真実を伝えていくには、実際に体験された方々の証言の一つひとつが貴重であり、戦場に行かれた方、少年少女 であった方もその体験は生涯忘れることのできないものでした。
 聞き取らせていただいた体験を、私たちは決して風 化させず、再び子どもや孫たちの時代に、むなしい戦争を繰り返させないようにとの思いで、この戦争体験集を編集させてい ただきました。
 発行した当時、多くの皆さんに温かく迎えられた本書は、限定部数の発刊であったため、好評のうち の頒布完了となりました。
 多方面より「読みたいが、手に入らないか」、という声が多く寄せられていましたが、こ の8月11日に本書を基にした「戦争はやっちゃあいかん!『50人の証言・わたしの戦争体験』を読み聞く会」が開催され るにあたり、再刊を望む声に応えようと、本書を緊急発刊することになりました。
 今回、300部の増刷です。印刷 代のみの1冊1,100円での提供となります。限定増刷数ですので、ぜひ早めにお申込み下さるようお薦めします。

平成19年夏

◆金沢ヒューマン文庫についてのお問い合わせは 蒲郡市宮成町1-1 蒲郡市立図書館へ(0533-69-3706)
 又は、左メニューその他より、金沢ヒューマン文庫を愛し守る会ホームページをご覧の上、会宛のメールにてお問い合わせください。

本書の特色


50名もの真実が収録されて・・・
 市内の身近な皆さんを中心に、50人の戦争体験者の証言を収録いたしました。内地での体験から外地での体験まで、一 人ひとりがそれぞれの想いを語ってくれました。
記述された「内容」が豊富・・・
 戦争を体験された方の内容は様々です。南方では、比島、マレー、ビルマなど。北方ではシベリアやシュムシュ島、また 、広島での被爆体験や学徒勤労動員、戦時下の生活などが、生々しく語られています。
読みやすい表現に努めました・・・
 若い世代の皆さんをはじめ、多くの皆さんに読んでいただけるようにと、わかりやすい記述をめざしました。貴重な体験 が心をうち、必ずや感動をもって読んでいただけるものと思います。

本書を推薦します

蒲郡市長 金原久雄

 私は、「戦争を知らない子どもたち」と言われる戦後生まれの世代です。
20世紀という戦争の世紀から、新たな 21世紀につなげる私たちの世代に大切なのは、あの戦争の真実を見つめ、平和の大切さを伝えていくことだと思っています。
このたび金沢研究会が市民の皆さんから貴重な戦争体験を聞き取られ、一冊の本にされ発行されるということで、それ こそが私が思っていた平和の大切さを伝えるにふさわしい本であると思います。
 私は、未来に希望をつなげる歴史の 証言として、50人の声が詰まったこの本をぜひ読んでいただけるよう、皆さんにお薦めします。

(平成15年春)