本文
所在地 : 愛知県蒲郡市坂本町坂口1の1
熊野新宮(くまのじんぐう)の牛王宝印(こずほういん)の信仰を広めるために、熊野一族が続々やって来て,蒲形、竹谷ばかりでなく、落合川をさかのぼって坂本の深山(みやま)に薬勝寺(やくしょうじ)などを建てたりしました。この熊野神社は承年2年にできたそうです。明治維新のときに(1841-1870)廃仏棄釈(はいぶつきしゃく)や神仏分離(しんぶつぶんり)が行われた時に観音堂の観音様をほかに移して熊野仏をまつっていたが、その後現在の地に社殿を建てたのだがこの熊野神社で明治十三年(1880)六月十八日だと伝わっています。なお現在の拝殿は、大正二年(1913)に建てられています。
建てたのは 熊野一族。熊野一族は、和歌山の方からきた豪族のことです。きたわけは、和歌山と坂本の地形が似ていたからです。
石碑には、つくられた年や祭神がかいてある。
速玉男命 (はやたまのみこと)
事解男命 (ことおぎのみこと)
伊邪那美命 (いざなみのみこと)
家紋は、狛犬を寄付した人の家紋です。寄付した人は、千賀じゅうざぶろうさんです。