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崇心寺は、長保二年(1000=平安時代)に、元勧学院のお坊さんである如輪上人(にょりんしょうにん)によって,建てられたと言われています。
永禄五年(1562)に徳川家康は、上ノ郷城城主の鵜殿長照(うどのながてる)を攻め落としました。その時活躍したのが久松佐渡俊勝です。久松佐渡守俊勝は、生前、崇心時本尊の釈迦如来(しゃかにょらい)を厚く信仰していました。そのため「わしが亡くなったら、この寺で火葬してほしい」と言い、崇心寺で火葬しました。その遺骨は今は安楽寺にほうむられています。
崇心寺には二つの読み名があります。漢字の読み方的には【すうしんじ】ですが、地域の人の言い方は、【そうしんじ】です。名前の由来は、崇心時を厚く信仰していた久松佐渡俊勝の戒名の中に『崇心』と言う字があったので、久松佐渡の死後、『崇心寺』となりました。
【しんくうそうかん】と言う和尚(おしょう)の時、久松俊勝の領地になって、永録七年(1564)三月になおしています。
崇心寺は【遺仰山二尊院】(けんごうさんにそんいん)といい、釈迦如来(しゃかにょらい)を本尊(ほんぞん)としてまつっています。
久松在渡守俊勝は、徳川家康の生母の於大(おだい)と再婚しており,家康にとって俊勝は、義父になります。
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