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子宮頸がん検診で、欧米で進められているHPV検査単独法を導入します。
対象年齢 |
30〜60歳(年度末年齢) ※令和7年度末年齢が、34,39,44,49,54,59歳の方は、令和8年度が受診対象となります。 |
検査方法 | HPV検査 (内診) |
受診間隔 | 5年に1回* 令和8年度以降は、節目年齢(30,35,40,・・・,60歳) |
*導入当初は、節目年齢に合わせるため、検診間隔が5年に1回に満たない場合があります。
HPV検査で陽性だった場合、精密検査または1年後の経過観察が必要です。
詳しくは、結果説明の際にお聞きください。
上記の年齢の方は、今までどおりの検査方法と受診間隔です。
(HPV検査との併用はなくなります。)
対象年齢 | 20〜29歳、61歳以上 |
検査方法 | 細胞診 (内診) |
受診間隔 | 2年に1回 |
年齢にかかわらず、受診の流れは変わりません。
実施医療機関は以下のとおりです。
医療機関名 | 電話番号 | 住所 | 予約 |
---|---|---|---|
加藤医院 | 0533-59-7878 | 大塚町星越1-20 | 不要 |
マイファミリークリニック蒲郡 | 0533-67-2626 | 中央本町6-7 | 要 |
蒲郡市民病院* | 0533-66-2200 | 平田町向田1-1 |
要 |
「子宮頸がん検診の予約」の旨、お伝えください。
*蒲郡市民病院は、一般の診察の関係で、予約時間が前後する場合があります。また、緊急対応時は待ち時間が長くなる可能性があります。
集団検診の予定は、こちらからご確認ください。
子宮頸がんになる原因のほとんどが、HPVというウイルスの感染によるものと言われています。
HPVには200種類をこえる「型」(タイプ)があり、子宮頸がんだけでなく、男性でもかかる病気の原因にもなります。
感染する原因は、主に性交渉です。HPVは男女ともに存在し、皮膚や粘膜にある細胞に感染します。コンドームでは予防しきれません。
海外では性交渉の経験がある女性なら、84.6%の人が一度は感染するともいわれています。
HPVに感染しても免疫機能がはたらいて、ほとんどが身体の外に出されるため、感染したらかならずしも「がん」になるわけではありません。
一部残ったウイルスの感染が続くと、細胞が異常な変化を起こして「前がん病変」になります。
ただし、ウイルスがいなくなれば正常な細胞に戻る可能性もあります。
この段階では、自覚できる症状がないため、検診で調べます。
絶対に子宮頸がんにかかるわけではありません。
HPVに感染した女性のうち約90%はウイルスが自然に検出されなくなりますが、ウイルスが持続的に感染した場合には、子宮頸がんへ進行する人も出てきます。
「1次予防」としてHPV感染を防ぐためのHPVワクチンの予防接種と、「2次予防」として前がん病変の段階やがんの初期で発見のための定期的な検診があります。
どちらか一方では不十分で、予防接種と検診では役割が違うので、どちらも受けることが重要です。
HPV検査に基づく、HPV陽性となる割合は、30歳代以上に比べて、20歳代の方が高くなっていますが、子宮頸がんにかかる割合は低くなっています。
そのことから、特に20歳代はHPV検査によるがん検診の利益より不利益が上回ると考えられているため、細胞診での検査となります。
また、61歳以上の方は、60歳時点でHPV検査陰性であれば、それ以降の発症の可能性は極めて低いと予想されているため、61歳以上は細胞診での検査を実施します。
蒲郡市
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