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米飯学校給食について

ページID:0010156 更新日:2011年3月1日更新 印刷ページ表示

1 米飯給食を推進しています

 蒲郡市では、平成22年10月1日から原則週5日の米飯給食を実施しています。以前は週5日のうち4.14回が米飯給食でしたが、未来を担う子どもたちをたくましく健やかに育てるため、しっかりごはんを食べる機会として、米飯給食を推進しています。

2 子ども達の健康を守ります

 「朝食の欠食」、「孤食」、「ファスト・フード食」の問題など、子どもたちを取り巻く生活環境・食環境には厳しいものがあります。食生活の洋風化が小児成人病の要因と指摘され、子どもの肥満も年々増加しています。これは、食の欧米化に伴い、動物性たんぱく質・脂肪・砂糖の摂取量などが急増したことが原因といわれています。肥満の子どもの多くが成人肥満、生活習慣病へと発展する可能性が高いことから、ごはんを中心にして魚や野菜をたくさん取り入れた和食が重要と考えます。

3 「ごはん」の効用ってすごい!

 ガンや糖尿病、心臓病、高血圧症などの生活習慣病が大きな社会問題になっています。炭水化物の摂取量が減少し、動物性食品などの脂っこい食物の消費量が増加して、塩分の摂取過剰、野菜の摂取不足なども指摘されています。平成17年に国は食事バランスガイドを策定し、蒲郡市も食育推進計画をスタートさせて、食育に取り組んでいます。

(1) 「ごはん」は主食の王様

 ごはんの主成分である炭水化物はゆっくり消化されるでんぷんで、体に入ると食物繊維と同じような働きをする優れものです。また、ごはんに含まれるたんぱく質は、他の穀類に比べ非常に栄養価が高く、亜鉛などのミネラル類や食物繊維も含まれています。

(2) 噛むことは健康になること

 ごはんは、粉が原料のパンや麺と違い、粒のためよく噛む必要があります。よく噛むことは健康への第一歩です。

(3) 味覚を育てる「ごはん」

 ごはんとおかずを交互に口にし、口の中で唾液とまぜあわせて食べることにより、うす味を確認しながらいろいろな味を多様に経験するので、幅広い味覚が育ちます。

成長期の子どもにこそ食の教育は欠かせません。

学校給食はその有効な場です。慣れ切ってしまった洋食化生活から、伝統の日本型食生活を少しずつ取り戻していくことが必要です。一度身に付いた生活習慣を変えることは難しく、子どものときから健康的な生活習慣、食習慣を確立していくことが大切です。このように子どもの食を考えて、蒲郡市では平成22年10月1日から原則週5日の米飯給食を実施しています。これからもより良い献立になるように十分な検討を重ね、学校給食の充実に努めてまいります。地元の食材を使った安全で安心なおいしい給食を提供していくつもりですので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。