新型コロナ感染に備えた備蓄

感染拡大時には、受診したくても、すぐに受診することが難しい場合が想定されます。

もしもの場合に、あわてず対応できるよう、検査キットや薬の準備をしておきましょう。

発熱などの体調不良に備えて、早めに購入しておきましょう

解熱鎮痛薬

市販の解熱剤等で、症状を和らげることもできます。急な発熱に備えて準備しておきましょう。

●医薬品の有効成分には様々な種類があり、効き方や副作用などいろいろな違いがあります。自分の症状や体質に合ったお薬を選びましょう。
●薬局・ドラッグストア等の薬剤師・登録販売者に相談して購入するようにしましょう。
●服用する際は、お薬の箱に入っている紙（添付文書）に書いてある注意事項や用法用量をよく読んで使いましょう。

市販の解熱鎮痛薬の選び方（厚生労働省ホームページ）

新型コロナ抗原定性検査キット

新型コロナかどうか心配な時に、ご自宅でセルフチェックをすることができます。

※症状が出た当日に検査すると感染していても陰性となる可能性が高いため、翌日以降の検査をおすすめします。

検査キットは、「研究用」ではなく、国が承認した「医療用」もしくは「一般用」のキットを使用してください。

●「医療用」は薬局で購入でき、外箱に【体外診断用医薬品】の表示があります。

●「一般用」は薬局、薬店、インターネットで購入でき、外箱に【第一類医薬品】の表示があります。

●「研究用」は、インターネット販売サイト等で多く販売されていますが、国で承認されたものではなく、性能等が確認されていません。

取り扱い薬局、薬店で薬剤師に相談して購入してください。

自己検査の結果、陽性だったら…

検査キットで陽性となった方は、かかりつけ医または外来対応医療機関へ受診してください。

受診の際に検査キットの結果を医師に伝えられるよう、キットの外箱及び結果の写真を撮っておくことをおすすめします。

食料品や日用品も備蓄しておきましょう

陽性者となった場合、約５日間は外出を控えることが推奨されています。

突然の体調不良に備え、食料品や日用品が不足して困らないように、準備しておくと安心です。

また、このような備えは、体調不良時だけでなく、大規模災害時の備蓄品としても役立ちます。

この機会に、日頃の備えを見直してみましょう。

備蓄には『ローリングストック』がおすすめ！

「ローリングストック」とは、主食やおかず、飲料水や果物などを、長期保存の可能なレトルト食品や缶詰などで備蓄しておき、賞味期限が来る前に消費して、消費前に新たに買い足すことで家庭に一定以上の備蓄食料などを常に保管しておく方法です。

＞＞ローリングストックについて知りたい方（外部リンク：農林水産省のホームページ）

食料備蓄のポイント

以下の３つのポイントを意識して備蓄をしましょう。

(1)手間を掛けずに食べられる食品

新型コロナウイルス感染症では、発熱や倦怠感などにより調理が困難になる場合があります。

こうした状況を想定し、開封するだけで食事ができる食品（缶詰・ゼリー）や、加熱するだけで食べられる食品（冷凍食品やレトルト食品）なども備蓄しておきましょう。

(2)栄養バランスを考えた食品

主食（炭水化物）に偏りすぎないようにし、不足しがちなビタミンや食物繊維なども補えるようにしましょう。

(3)食べ慣れている食品

日ごろから食べ慣れている食品や、お菓子類、果物の缶詰なども用意しておくと、ストレス緩和などに繋がります。

食料品の備蓄例

食料品以外の備蓄

ローリングストックは、食料だけでなく、日常使いできる生活用品にも応用することができます。

日常的に使用する物は、常に一定量、家庭に置いておくようにすると、突然の災害にも対応しやすいです。

ローリングストックで備蓄する食料と合わせて備えたいカセットコンロとガスボンベも、日常で使いながら、常にガスボンベは一定量を確保しておきましょう。

感染防止用品

体温計・マスク・うがい薬・アルコール消毒液・ビニール袋　など

日用品

ティッシュペーパー・トイレットペーパー・ペーパータオル・ウエットタオル・ゴミ袋・生理用品・洗剤・石鹸・カセットコンロ・ガスボンベ・乾電池・使い捨てカイロ　など

一般薬

総合風邪薬・胃腸薬・解熱剤・水まくら、氷まくら、保冷材などの冷却材・絆創膏・持病で処方された薬　など