第３２回大会優秀作品（市内小中学生の部）

第３２回蒲郡俊成短歌大会において、はじめて蒲郡市内小中学生の部を設けました。
藤原俊成卿の愛した短歌に親しみ、郷土を愛する心を持って、豊かな感性や表現力を育むことを
目的として募集したところ、２，１２５首と大変多くの応募が集まりました。

小学生の部

　※学校名・学年は応募時のものです。

最優秀賞

　私より長く生きてる愛犬とゆっくり歩くいつもの道を　山本　花（形原北小５年）

優秀賞

　ポロンポロンピアノの音が心地よくピアノと一緒に私も歌うよ　小田　晴菜（三谷東小６年）

　気がつけば母のズボンがはけていていつのまにやらおんなじくらい　山本　愛梨（形原北小６年）

審査員特別賞

　みかんきりはさみの音が鳴りひびく父母も私も寒さわすれて　杉浦　凛咲（大塚小３年）

　一音がホールにひびく全員の心一つにどこまでも届け　羽野　里音（西浦小６年）

　ちらちらと大きな木からかれはまう秋のいちょうといっしょに歩く　中山　湖乃美（三谷小３年）

中学生の部

　※学校名・学年は応募時のものです。

最優秀賞

　家の窓開けたとたんに冬が来て自分の心を貫通する　大須賀　翼（大塚中３年）

優秀賞

　応援が水の外から聞こえるよだからがんばるもうひとかきだ　大須賀　桃（塩津中１年）

　三尺玉聞いた時の光と音町全体をつつむ大きさ　藤田　理玖（塩津中１年）

審査員特別賞

　堕ちていく暗闇の中声がしたあなたの声が救ってくれた　浅井　咲耶（蒲郡中１年）

　音と音いろんな思いがつまってる和音になって聴いてほしいな　嘉本　丈了（蒲郡中１年）

　夜の海月の光にてらされてきらきらひかる波も心も　椙山　空（西浦中１年）