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認知症が心配な方や認知症の方とその家族の方へ

ページID:0190184 更新日:2023年9月7日更新 印刷ページ表示

認知症が心配な方へ

 皆さんは、昨日自分が何をしていたか思い出せますか?
「昨日は、友達と二人でランチを食べに行ったな。でも何を食べたっけ?昨日食べた物を思い出せない…」これは誰にでもある物忘れ。「昨日の自分が何をしていたか全く思い出せない、二人で出かけた友人が誰だったかも思い出せない…」これは、心配な物忘れかもしれません。もし、『記憶に自信がない』『家族の物忘れが心配』という方は、次の項目をチェックしてみましょう。

認知症初期症状の例

  • 物を置き忘れたり、しまった所が思い出せないことがよくある
  • 趣味や好きなテレビ番組に興味がなくなった
  • 料理の味付けが変わった
  • 蛇口の閉め忘れや、ガスを閉め忘れて鍋を焦がすことがある
  • 季節に合わない服装をする

 以上のいずれかに該当する方は認知症への注意が必要です。気になる方は、市ホームページにある「認知症チェックサイト」をお試しください。

 認知症のチェックサイト こちらからお試しください。 (本人向けと家族向けの2種類があります。)

 認知症は、年齢を経るにつれ誰もがかかる可能性がある病気です。特に初期は自覚しづらく、また本人もそれを認めたくない気持ちも強いため、支援につながりにくいという特徴があります。しかし、早期発見と治療で、進行を遅らせることができます。心配な場合は早めにかかりつけ医にご相談ください。
 自分らしい人生を送るために認知症を正しく知って早く対応することがとても大切です。

認知症に関する相談窓口 〜認知症でお困りの方へ〜

 認知症かもしれない、どこに相談していいかわからないなどの方はこちらをご覧ください。

  • 認知症の相談ができる医療機関
  • 蒲郡市地域包括支援センター・・・高齢者の総合相談窓口です。
  • 認知症初期集中支援チーム・・・支援につながりにくい認知症やその疑いのある方の支援を行います。
  • 「蒲郡市認知症ガイドブック」・・・認知症の症状や認知症の方への接し方など認知症に関する基礎知識と、認知症の簡易チェックや相談窓口、認知症の症状の進み具合に合わせて利用できる支援やサービスを掲載していますので、ぜひご覧ください。

認知症の方とその家族の方へ

  • 認知症支援講座
    例年、9月から2月に各月1回全6回の講座を行っています。介護者の方が、認知症について正しい知識を持ち、気持ちの持ち方やうまく対応するコツを学ぶ講座です。申込などは広報などでご案内します。(担当:健康推進課)
  • がまごおり認知症家族の交流会(保健医療センターのページへ)
    認知症の方を介護する家族を対象に、介護者同士の交流会を開催します。同じ介護者同士だからこそわかる悩みを一緒に話し合ってみませんか?
  • 認知症カフェ
    認知症カフェは、認知症の人やその家族、各専門家や地域住民が集う場として提供されています。
    お互いに交流しませんか?
  • 蒲郡市成年後見センター
    判断能力が十分でない方も住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、成年後見制度の利用をお手伝いします。 
  • 高齢者見守りネットワーク
    高齢者の方の身近な事業所などにご協力いただき、日々の業務を通してさりげない見守りをしていただきます。

各種支援制度

認知症になっても住み慣れた地域で

 市内に住む高齢者Aさんのお話です。Aさんは、住み慣れた自宅で一人暮らしをしていますが、最近認知症が進み曜日の感覚がはっきりしません。
 ある日、近所のBさんが、回収日を間違えてゴミを出しているAさんを見つけて、声をかけました。
「今日はゴミの回収日じゃないですよ。前も回収日じゃない日にゴミが出ていたけど、Aさんだったんですね。困るわ。本当に。」その数日後、またAさんが、回収日でない日にゴミを出していたため、BさんはAさんにきつく注意しました。このやりとりが繰り返されるたびにAさんは悲しい気持ちになり、そのうち、ゴミ出しをやめてしまいました。やがて、Aさん宅はゴミでいっぱいになり、住み慣れた自宅での生活を諦め、施設に入所となりました。Bさんは、地域のためにAさんに注意してくれました。しかし、Aさんは認知症のため、何度も同じ間違いを繰り返していました。
 認知症になると、日にちや曜日、季節が分からなくなる症状が、多くの方に現れます。誰かが、Aさんにゴミ出しの日に声をかけて、少しの手助けをしていたら、Aさんも回収日を間違わずにゴミを出すことができ、自宅での生活が続けられていたかもしれません。
 認知症になると、全て分からなくなってしまう訳ではありません。ゴミをためこんでしまうなど一見不可解な行動にも、必ず理由があります。
 身近に物忘れで困っている方がたら、「どうしましたか」と優しく声をかけてください。そして、できる範囲で助けの手を差し伸べてください。それが、誰もが住み慣れた場所で、安心して暮らせる地域づくりにつながります。

認知症地域支援推進員

 認知症地域支援推進員は、認知症の方ができる限り住み慣れた環境で暮らし続けることができるように、地域の実情に応じて医療機関、介護サービス事業所や地域の支援機関をつなぐ連携支援、認知症の人やそのご家族への支援・相談業務等を行う人のことで、蒲郡市社会福祉協議会(TEL:0533-69-3911)に配置されています。

認知症に関する催し、講座

世界アルツハイマー月間啓発事業

 1994年「国際アルツハイマー病協会」(ADI)は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓蒙を実施しています。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みを行っています。

  • ラグーナテンボス観覧車のオレンジライトアップ 9月21日・22日・23日午後6時から午後10時
  • 蒲郡市立図書館 今月(9月)の特集「読んで知る認知症」
  • 蒲郡市図書館 展示で知る 認知症の「知る・支える・予防」 9月1日から9月13日
  • 講演会  日時:9月23日午後2時から午後4時  場所:蒲郡市民会館 中ホール             講師:藤川幸之助(詩人・児童文学作家)                           テーマ 「支える側が支えられるとき 〜認知症の母が教えてくれたこと〜」
  • 夜の認知症サポーター養成講座 9月21日
  • 市庁舎での懸垂幕設置 9月1日から9月30日
  • 広報がまごおり9月号「世界アルツハイマー月間」特集

認知症サポーター養成講座のご案内

  認知症の症状や認知症の方への優しい接し方について、分かりやすく学びませんか?

  小中学生向けや企業向け、住民向けなどグループで10名以上からご相談ください。